シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2015年5月12日

大根さや

花井 綾美さんの写真

秋に蒔くため軒先に干してある青首大根の種が乾いてきた頃、
倉橋の野菜人から桜島大根の種が届きました。青いまま食用にします。

大根さやのペペロンチーノ

生でかじると青臭みが強いのですが、
サッと茹でて炒めるとエグミが油でコーティングされてほど良くなります。

多くの畑で、種取り用に残した後は捨てられるのだろうと思うと「もったいない」。
植物すべて人に有害なもの以外は食べられますよと、
料理教室やセミナーもお話しています。
いのちを粗末に扱わない。
食べられるものが捨てられることのない農の仕組みづくり、課題です。
水耕栽培で大きく綺麗なレタスを作っておられる農家の方も、
出荷時においしい外葉を捨てるのがしのびない、
活用してくださるところはないでしょうかと仰います。

2015年5月11日

リトアニア料理

知り合いのカフェで、イベント「リトアニアの暮らし展」。
リトアニアといえば有名なのが布のリネン、
普段からリネンの洋服やエプロンを着用することが多く、
ご縁あってリトアニアの女子高生をうちに泊めたことがあるので、
ちょっと親しみを感じる国です。
期間中、リトアニアの郷土料理をランチで頂けるというので、
食べに行ってきました。
リトアニアの伝統的な食材は小麦、大麦、ライ麦、じゃがいも、ビーツ、
ベリー、きのこ、そして肉や乳製品など。
これらは冬の寒さが厳しい国に共通する食材です。
短い夏に野菜を育て、夏の終わりにはきのこ狩り、
保存食を作り置いて長い冬を乗り越える食の知恵があります。
そんな暮らしが営まれてきた国の代表的な伝統食といえば、
まずビーツとサワークリームで作るシャルティ・バルシチェイ、
つまりロシアの伝統食としても知られる「ボルシチ」。
鮮やかなピンク色にハッとさせられます。
そして、すりおろしたじゃがいもをまるめて茹でた「ツェペリナイ」。
ツェッペリン(飛行船)の形をしたいもだんごです。
中には合い挽き肉が入っています。
それから塩漬けニシンの「シルケ」も
長い冬を乗り切るためのだいじな保存食です。
いずれも素朴な味。野菜が少ないのは、
日照時間が短い国では育ちにくいからでしょう。
少々さびしく物足りない気がしました。

 

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