
さて、クスコから、インカの遺跡が眠るマピチュをめざし、
車と列車を乗り継ぎます。
のどかな田園風景、じゃがいも、とうもろこし、雑穀のキヌアが主な産物。


天窓つきの列車、軽食サービスと車窓の風景を楽しみます。

マチュピチュの村に着いて、翌朝。
遺跡行きのバスにのって約30分、
急なヘアピンカーブを繰り返して400メートル高度を上げます。
この日は日曜日、クスコの住民は無料で遺跡へ入れるとあって
入り口は大混雑。
我々は日本円で約6千円の入場チケットを予約済み。
1日3回まで自由に出入りができます。

遺跡内を歩くこと、およそ2時間半。


精巧な石積の住居跡、
気の遠くなるような作業が繰り返されたであろう段々畑。
なぜこのような山深い高地に集落を作ったのか、
インカの人々は最後まで文字を持たなかったので、
いっさい歴史的な記録は残っていません。
スペイン軍の侵略から逃れるためか、疫病から逃れるためか
憶測の域は出ませんが。
遺跡を前に眺めていると、火を焚き、畑を耕す
人々の営みが見えてくるようです。
遺跡を歩き、村へ帰ってホテルでゆっくり。
翌日は村の市場へ。
では、またあした。