シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2009年11月3日

東京②25

 

 東京、2日目。

きょうも天気が良くて、カーディガンも脱いでシャツ1枚。

(10年ぶりの高気温日だったと後で知りました)

五反田のホテルを出て、渋谷駅から田園都市線で世田谷美術館へ。

下車した用賀駅は、世田谷の知的民度をうかがわせる洗練されておしゃれな雰囲気。

 

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 美術館に向かう前に、駅の近くにある野菜ソムリエ経営の八百屋さん「エフ」をのぞきます。

ソムリエエプロン姿の若いスタッフが2名。

各地の生産農家の情報といっしょに、とれたて野菜がおいしそうに並んでいました。

広島から来たと告げたら、群馬産のトマトをひとつくださいました。

「規格外のものも、こうして扱ってるんです」

ツヤツヤとしてきれいで味も抜群においしいのに、正規の流通にのせることができない、なぜ?

自然の産物に「規格」があることが不自然です。

本日おすすめのリンゴを1つ買って、「では、また!」

 

 東京②31 東京②32

 

用賀駅から世田谷美術館まで約17分。

住宅街を抜けるのですが、とても気持ちの良い散歩道です。

日曜日なのでベビーカーをひく若い夫婦や、老年カップルも多く見られます。

住民らしき人が家の前のベンチでパズルを解いてました。

住宅の間に突如、農園が現れました。

世田谷って農家も多く青果市場もあることを思い出しました。

高級住宅街と農家、さまざまなものが混じり合うっていいです。

時間も距離も気にならない楽しい散歩道、

 東京②34

 

美術館のある砧公園までくると、一陣の秋風。

大きなケヤキが黄金色の吹雪で迎えてくれました。

広い園内、落ち葉を踏みつつ美術館の方角へ。

  東京②37

世田谷美術館の催しは「オルセー美術館展」。

フランスのアールヌーボーの魅力を見ることができます。

植物の生命力、その美しさを家具や装飾品に映した工芸の美。

西洋さんざしの花を形どった髪飾りの前で、その美しさにくぎづけ。

アールヌーボー全盛期、そこに暮らす上流社会の女性たち(妻)も室内の調度と同様に

優美さが求められたといいます。

夫の財力によって美しく磨かれた女性の髪を飾った髪飾りには

小さなダイヤモンドがちりばめられていました。

 東京②38

公園内にある世田谷美術館、

何となく憩いのムードが漂うせいかあちらこちらの椅子で居眠りをする人の姿あり。

それも、また心地よい光景です。

 

 東京②41

バスで用賀駅まで帰り、ビル内のカフェでひと休み。

コーヒーと彩り野菜のピリ辛ドッグ。

それに今朝「エフ」でもらったトマトとりんごを添えて、即席野菜ランチです。

コーヒーもドッグも意外においしくて満足。

眠くなって、この後に予定していた築地市場行きは中止。

ビル内の書店でのんびり時間をつぶし、渋谷駅でちょっと買い物をして早めに空港へ。

 

 東京②42

 

モノレールから見える東京湾の夕暮れの海に、「また、来るね」

再来週の東京には、大きな楽しみが待ってます。それは、また・・・。

2009年11月2日

東京②1

 

野菜ソムリエ「シニア」資格取得のための東京での講義、その2回目。

来年の2月まで全9回あるので、なかなか大変です。

が、東京行きの機会をムダなく生かすために、毎回、見たいもの、会いたい人、

行きたい場所をリストアップして出かけます。

 

 東京②2

 

広島空港の新しくなったトイレ、丸く回転する凝った造りです。

わざわざ費用をかけて丸くする必要があるのか、と首をかしげます。

お年寄りは開閉に戸惑われるのでないかと心配。

 

 東京②6東京②8

 

さて、東京着。神宮前にある「ワタリウム美術館」へ、まず先に。

メキシコの建築家、ルイス・バラガンの展示を見るためです。

 

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嬉しくて、早く見たい、見たい。

この建築家に強く惹かれて、わが家の南側の壁面は、彼の作風を(ちょっと)投影。

彼の家づくりは、外の通りに対して壁を立て内部空間と外部を壁で閉じるというのが前提。

なぜなら、家は長い時間、独りで過ごせる場所であらねばならない。

生きることは独りが核であり、それが住まうことの原点であり、独りでいても満ち足りて安息があり、

また生きる活力がわいてくる、家を建てるとは、そんな空間の質を獲得することであると彼は言います。

この度のルイス展は、館内に彼の家を再現、リビングや寝室、書斎に彼が愛用した家具や書物が展示されていました。

彼の家、そこに漂う静謐な空気感、とてもお伝えしきれないのが残念です。

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展示を見終わって、ビルの非常階段で階下へ。

とびきりオシャレで洗練された街の裏に、こんな庶民的な風景が。

日常と非日常の混在が東京の魅力です。

通りをはさんでカラフルな建物、原宿幼稚園でした。

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渋谷まで戻って、午後の講義の時間まで、さてどうしよう。

そうだ、東急百貨店地下のフード・ショーを見よう。

青果が充実しているとの評判通り、全国各地から来た野菜がどっさり並んでいました。

広島のレモンもありました。

 東京②17

甘くておいしそう!鹿児島の安納芋に思わず手が伸びて、「誰かと一緒に食べよっと」。

講義の会場近くの道玄坂のローソンに入ったら、案の定、ソムリエ仲間のTさんが居て、

二人でパクパク。

この店、軽食用のカウンターがあってちょっと休憩に便利なんです。

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講義を終えて、渋谷駅で息子と待ち合わせ。

恵比寿にあるテレビ製作会社で働いている、と言えばカッコいいのですが、

実態は低賃金で過酷な労働を強いられるAD稼業。

携帯番号を変えて行方をくらました(足抜け?)若者もいると言います。

わが息子は体力も精神もタフだから、ま、安心。

たまにはおいしいものを食べさせてやろうと、

文化村の前にある炭火鉄板焼きの店「春秋」へ。

彼はお肉、わたしは野菜。

お互いこれからやりたいこと、実現に向けての足がかりをどうするか・・・

そんな話で盛り上がって、母子というよりは同志といった感覚。

お腹も気持ちも満たされて、駅までの道。

テキストが入った重いバッグをさりげなく抱えてくれる息子の姿に、

「いいオトコに成長してくれてよかった」。

魔法使いや動物やゾンビ風が渋谷の街を練り歩くハロウィンの夜でした。

 続きは、また明日・・・。

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