シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2010年2月22日

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野菜ソムリエ、シニア・マイスターの資格を取るため東京へ通い始めたのは昨年の秋、

そして冬が来て、春が待たれる頃になりいよいよ最終講義日です。

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いつものように山手線で渋谷に向かい、講義が始まる前に東急デパ地下の「フード・ショー」で生鮮売り場をチェック。

へえ、キンカンが1箱3800円!

最近見かけはじめたちぢみキャベツもありました。

寒さで凍るのを防ぐために自ら葉に糖分を蓄えるため、甘くておいしくなるのです。

ちぢみホウレンソウも同様、生きるために自ら備えた知恵です。

野菜も生きものであることが実感できるでしょ?

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そして、最終講義。

試験の対象となる提出論文や 4月に行われる試験の説明もあり、皆ちょっと緊張。

講義の後は、教室の仲間で打ち上げです。

ああだ、こうだと試験対策。野菜談義。

ライバルというより同志、本当にいい仲間です。

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そして翌朝、東京在住の友人Kと虎ノ門から恵比寿、代官山あたりを歩きます。

ビルの間から見える空を仰ぎ見ながら、まずは虎ノ門にある菊池寛記念智美術館へ。

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戦後三大富豪と言われた実業家の財力をもって設立された美術館で、内装がみごと。

書家篠田桃紅の作品、銀箔に輝く壁面が美しい廻り階段。床は総大理石です。

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昼も近くなり、そろそろお腹がすいて恵比寿にある「農家の台所」へ。

やっぱり!日曜日とあって店の前には長い列。食べるのは諦めて店内散策。

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選挙ポスター? と思ったら生産者の方々の顔。

うまいなー、こんなに立派に扱ってもらったら、頑張っておいしい野菜作っちゃうよね。

もじやまさん、すごいキャラです。忘れられません。

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スーパーのバッグヤードに入っていくような扉をあけると、野菜や調味料の売り場。

その奥のレストランの隅には野菜工場までありました。

楽しい!楽しい!野菜好きにはたまりません!

黒糖入りのしょうがパウダーを2袋買い、代官山のトマト専門レストラン「セレブ・デ・トマト」へ向かいます。

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途中、何やら楽しそうな雰囲気。イタリア食材専門店の「チーズとワインフェア」

見ていたらどうしても食べたくなって、小麦粉で作ったイタリアのおつまみをテイクアウト。

しっかし、パスタや調味料、肉、パン、ワイン・・・・・となんでも揃うイタリアの食ワールド、東京ならではの店づくりです。

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さて、セレブ・デ・トマト。店内にはトマトがいっぱい。

緑色のトマト「グリーンゼブラ」も実物をはじめて見ました。

トマト、かわいい。かわいい。

ランチはホールトマトの中にポテトサラダを隠した一品とトマトリゾット。

おいしかった。

このたびも野菜をいっぱい見て、食べて満足、満足。

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夕刻、搭乗待合で夕陽を眺めながら、よーし!

論文と試験勉強へ向けて、気持ちが高まります。

2010年2月9日

東京6-19 東京6-18東京6-20 東京6-21 各地での雪の被害が報じられる日本列島、東京も快晴ながら強風に身がすくむ日曜日です。

午後友人との約束の時間まで、東京都庭園美術館のイタリア印象派の展覧会へ。

好きな美術館トップ10に入る美術館です。

旧朝香宮邸のアール・デコ建築が素晴らしく、その意匠を見るだけで価値あり。

ガラス工芸のルネ・ラリックをはじめヨーロッパ屈指の作家たちの精緻で美しい手仕事がちりばめられ、

古き良き時代の宮様の財力と知性が偲ばれます。

3月25日~4月11日、普段は立ち入り禁止の場所もすべて公開する「アールデコの館」展が開催されます。

ご興味あれば、ぜひ!ワシントンから里帰りした庭園の桜も見ごろでしょう。

下の写真は青い日記帳さんのHPから拝借。一般は館内撮影禁止なので、貴重な1枚です。

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美術館を出て、JP目黒駅へ。

駅前に懐かしいジンタの音色、ちんどん屋さんがにぎやかに鐘をたたき鳴らしていました。

携帯カメラを構えたら嬉しそうに近寄ってきたので、ちょっと困りました。

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 友人と会うため、西日暮里から千代田線に乗り換えて根津へ。

地下鉄構内に「根津メトロ文庫」なるものを発見。

読みたい本を持ち帰り、読んだらもとに返しておき、また家で読み終わった本をそっと寄贈するしくみ。

本たちは古いながらも整然と並んでいました。

前に東大、後に東京芸大を抱える文京区、

古くからの土地にお隣近所仲良く暮らす下町の良心を見る思いです。

久しぶりに会ったのは、シャンバラのオーナーHさん、昨年の4月、広島から東京の根津へ。

私よりうんと若い彼女ですが、なぜか気が合って率直に話ができる大切な友人です。

「シャンバラ」は縫製を上海に発注するチャイナ服のお店。

オーナーの人柄と上質で美しい布地、確かな縫製技術で人気です。

広島店は平和公園に渡る小さな緑色の橋のふもと、マンションの1階にあります。

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お昼は根津に新しく開いた「シャンバラ」のすぐ近く、くし揚げの「はん亭」で。

関東一円から人が訪れる超有名店で、大正期から残る木造の建物の前でカメラを構える男性2名。

私も、携帯カメラでカシャ!

いつも日記を読んでくれているHさん、「へえ、いつもそんな風に撮ってるんですねえ」

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供された料理で、人気の理由が分かりました。

ひとことでいえば、季節の先取り。

お通しは菜の花とこごみのお浸しにふきのとうのソース添え、

くし揚げは、たらのめ、根津しょうが、わかさぎ、なんとかの湯葉包み・・・といった風。

身も心もほんのり、早春の香りに染められ、ああ、なんて幸せ。

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ビールもおいしく、お喋りも楽しくお腹も気持ちも満たされて、ごちそうさま。

不忍池のほとりを歩き、茶店で珈琲を飲みながらまたお喋り。

夏には池の蓮が見事だと知り、また来てみようと。

(写真、茶色の帯が蓮の群れです)

その頃、シニアの資格が取れていたら嬉しいのだけれど。

再会を約束して、JR上野駅から羽田へ向かいます。

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先月のこの頃、さびしくて、不安で、心もとない気持ちを抱えて空港へ向かった路。

それが、きょう、こんなに温かく充たされた思いでいます。

午後5時、きれいな夕暮れの空でした。

 
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