シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2010年2月9日
TOKYOスタディ その6②

東京6-19 東京6-18東京6-20 東京6-21 各地での雪の被害が報じられる日本列島、東京も快晴ながら強風に身がすくむ日曜日です。

午後友人との約束の時間まで、東京都庭園美術館のイタリア印象派の展覧会へ。

好きな美術館トップ10に入る美術館です。

旧朝香宮邸のアール・デコ建築が素晴らしく、その意匠を見るだけで価値あり。

ガラス工芸のルネ・ラリックをはじめヨーロッパ屈指の作家たちの精緻で美しい手仕事がちりばめられ、

古き良き時代の宮様の財力と知性が偲ばれます。

3月25日~4月11日、普段は立ち入り禁止の場所もすべて公開する「アールデコの館」展が開催されます。

ご興味あれば、ぜひ!ワシントンから里帰りした庭園の桜も見ごろでしょう。

下の写真は青い日記帳さんのHPから拝借。一般は館内撮影禁止なので、貴重な1枚です。

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美術館を出て、JP目黒駅へ。

駅前に懐かしいジンタの音色、ちんどん屋さんがにぎやかに鐘をたたき鳴らしていました。

携帯カメラを構えたら嬉しそうに近寄ってきたので、ちょっと困りました。

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 友人と会うため、西日暮里から千代田線に乗り換えて根津へ。

地下鉄構内に「根津メトロ文庫」なるものを発見。

読みたい本を持ち帰り、読んだらもとに返しておき、また家で読み終わった本をそっと寄贈するしくみ。

本たちは古いながらも整然と並んでいました。

前に東大、後に東京芸大を抱える文京区、

古くからの土地にお隣近所仲良く暮らす下町の良心を見る思いです。

久しぶりに会ったのは、シャンバラのオーナーHさん、昨年の4月、広島から東京の根津へ。

私よりうんと若い彼女ですが、なぜか気が合って率直に話ができる大切な友人です。

「シャンバラ」は縫製を上海に発注するチャイナ服のお店。

オーナーの人柄と上質で美しい布地、確かな縫製技術で人気です。

広島店は平和公園に渡る小さな緑色の橋のふもと、マンションの1階にあります。

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お昼は根津に新しく開いた「シャンバラ」のすぐ近く、くし揚げの「はん亭」で。

関東一円から人が訪れる超有名店で、大正期から残る木造の建物の前でカメラを構える男性2名。

私も、携帯カメラでカシャ!

いつも日記を読んでくれているHさん、「へえ、いつもそんな風に撮ってるんですねえ」

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供された料理で、人気の理由が分かりました。

ひとことでいえば、季節の先取り。

お通しは菜の花とこごみのお浸しにふきのとうのソース添え、

くし揚げは、たらのめ、根津しょうが、わかさぎ、なんとかの湯葉包み・・・といった風。

身も心もほんのり、早春の香りに染められ、ああ、なんて幸せ。

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ビールもおいしく、お喋りも楽しくお腹も気持ちも満たされて、ごちそうさま。

不忍池のほとりを歩き、茶店で珈琲を飲みながらまたお喋り。

夏には池の蓮が見事だと知り、また来てみようと。

(写真、茶色の帯が蓮の群れです)

その頃、シニアの資格が取れていたら嬉しいのだけれど。

再会を約束して、JR上野駅から羽田へ向かいます。

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先月のこの頃、さびしくて、不安で、心もとない気持ちを抱えて空港へ向かった路。

それが、きょう、こんなに温かく充たされた思いでいます。

午後5時、きれいな夕暮れの空でした。

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