野菜ソムリエ、シニア・マイスターの資格を取るため東京へ通い始めたのは昨年の秋、
そして冬が来て、春が待たれる頃になりいよいよ最終講義日です。
いつものように山手線で渋谷に向かい、講義が始まる前に東急デパ地下の「フード・ショー」で生鮮売り場をチェック。
へえ、キンカンが1箱3800円!
最近見かけはじめたちぢみキャベツもありました。
寒さで凍るのを防ぐために自ら葉に糖分を蓄えるため、甘くておいしくなるのです。
ちぢみホウレンソウも同様、生きるために自ら備えた知恵です。
野菜も生きものであることが実感できるでしょ?
そして、最終講義。
試験の対象となる提出論文や 4月に行われる試験の説明もあり、皆ちょっと緊張。
講義の後は、教室の仲間で打ち上げです。
ああだ、こうだと試験対策。野菜談義。
ライバルというより同志、本当にいい仲間です。
そして翌朝、東京在住の友人Kと虎ノ門から恵比寿、代官山あたりを歩きます。
ビルの間から見える空を仰ぎ見ながら、まずは虎ノ門にある菊池寛記念智美術館へ。
戦後三大富豪と言われた実業家の財力をもって設立された美術館で、内装がみごと。
書家篠田桃紅の作品、銀箔に輝く壁面が美しい廻り階段。床は総大理石です。
昼も近くなり、そろそろお腹がすいて恵比寿にある「農家の台所」へ。
やっぱり!日曜日とあって店の前には長い列。食べるのは諦めて店内散策。
選挙ポスター? と思ったら生産者の方々の顔。
うまいなー、こんなに立派に扱ってもらったら、頑張っておいしい野菜作っちゃうよね。
もじやまさん、すごいキャラです。忘れられません。
スーパーのバッグヤードに入っていくような扉をあけると、野菜や調味料の売り場。
その奥のレストランの隅には野菜工場までありました。
楽しい!楽しい!野菜好きにはたまりません!
黒糖入りのしょうがパウダーを2袋買い、代官山のトマト専門レストラン「セレブ・デ・トマト」へ向かいます。
途中、何やら楽しそうな雰囲気。イタリア食材専門店の「チーズとワインフェア」
見ていたらどうしても食べたくなって、小麦粉で作ったイタリアのおつまみをテイクアウト。
しっかし、パスタや調味料、肉、パン、ワイン・・・・・となんでも揃うイタリアの食ワールド、東京ならではの店づくりです。
さて、セレブ・デ・トマト。店内にはトマトがいっぱい。
緑色のトマト「グリーンゼブラ」も実物をはじめて見ました。
トマト、かわいい。かわいい。
ランチはホールトマトの中にポテトサラダを隠した一品とトマトリゾット。
おいしかった。
このたびも野菜をいっぱい見て、食べて満足、満足。
夕刻、搭乗待合で夕陽を眺めながら、よーし!
論文と試験勉強へ向けて、気持ちが高まります。