さて、イギリスぶらり旅も終盤。最後の1日は、ロンドンでフリータイム。
午前中バッキンガム宮殿、ロンドン塔、タワーブリッジとお決まりの観光コースをサッと回り、
午後は美術館ナショナル・ギャラリーでめぼしい絵を鑑賞して、ゆっくりアフタヌーン・ティーの予定。
ロンドンの新名所、大観覧車「ロンドン・アイ」1周約30分、ひとつのゴンドラは17人乗りでしたっけ。とにかくでかい。
待ち時間30分と聞き、乗るのはあきらめて仰ぎ見るだけ。
街中には、これもロンドン名物の2階建てバスの赤いダブルデッカーと黒いクラシックなロンドンタクシー。
ちらり見かけたバッキンガムの近衛兵の制服も赤と黒。ロンドンの色ですね。
街の広場には、三越デパートが真似をした(?)元祖ライオン像。
日本大使館の玄関にはためく日の丸の旗、かなり目立ちます。
ロンドンアイのすぐ近くには、3Dならぬ4Dのシアターが。こんど来た時にはぜひ観たいもんです。
ちょっと買い物に立ち寄ったロンドン三越で、添乗員のSさんとバッタリ。
お昼を一緒にと誘って、ナショナル・ギャラリー隣の教会の地下にあるレストランへ。
午後のアフタヌーン・ティーに備えて、私はジャガイモとルッコラの盛り合わせだけ。
お互い食いしん坊で、食べ物の話ですっかり気の合ったSさんは、相変わらずガッツリ食べています。
おいしそうに食べるひとって、とても気持ちいい。
ところで教会の地下には沢山の人が埋葬され、棺が収められ名が刻まれた床の上を、
我々はドカドカと踏んでいくわけです。
「いいのかしらん?」とつぶやくと、物識りの同行者Tさんが教えてくれました。
埋葬された人たちは暗くさびしい地下にいるので、にぎやかな足音を聞かせてあげるほうがいいんですって。
旅の最後の楽しみは、アフタヌーン・ティー。
ピカデリーサーカス近くにある高級食材デパート「フォートナム&メイソン」のティー・ルームへ。
クラシックな建物の中はとてもセレブな雰囲気。
スニーカー姿のアジアのオバサンなど門前払いしたいところでしょうが、そこは、それ、
品の良いスタッフが顔で笑って迎えてくれます。
銀の食器で供されるティーセット、サーモンのサンドイッチとスコーンとロールケーキ、
なんと!頼んでもないのにシャンパン付のハイ・ティーじゃありませんか。
(シャンパン付きのお茶時間はハイ・ティーと呼ぶそうです)
クラシック音楽が静かに流れる優雅な空間、
旅の疲れにシャンパンの酔いがまわって、とろりと眠くなるようなアフタヌーン。
「もう、家に帰って寝たいね」こんどは格安チケットでロンドンだけに滞在して、
大観覧車に乗って、4Dの映画を観て、幽霊屋敷に行こうよ!
旅仲間のオバサン3人、まだまだ、元気です。
最後に、シェークスピアの生家の庭に咲いていた英国のバラ。
「キミはボクのバラ」と、言ってくれた人もいたような。