シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2010年6月10日

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 さて、イギリスぶらり旅も終盤。最後の1日は、ロンドンでフリータイム。

午前中バッキンガム宮殿、ロンドン塔、タワーブリッジとお決まりの観光コースをサッと回り、

午後は美術館ナショナル・ギャラリーでめぼしい絵を鑑賞して、ゆっくりアフタヌーン・ティーの予定。

 

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ロンドンの新名所、大観覧車「ロンドン・アイ」1周約30分、ひとつのゴンドラは17人乗りでしたっけ。とにかくでかい。

待ち時間30分と聞き、乗るのはあきらめて仰ぎ見るだけ。

街中には、これもロンドン名物の2階建てバスの赤いダブルデッカーと黒いクラシックなロンドンタクシー。

ちらり見かけたバッキンガムの近衛兵の制服も赤と黒。ロンドンの色ですね。

街の広場には、三越デパートが真似をした(?)元祖ライオン像。

 

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日本大使館の玄関にはためく日の丸の旗、かなり目立ちます。

ロンドンアイのすぐ近くには、3Dならぬ4Dのシアターが。こんど来た時にはぜひ観たいもんです。

 

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ちょっと買い物に立ち寄ったロンドン三越で、添乗員のSさんとバッタリ。

お昼を一緒にと誘って、ナショナル・ギャラリー隣の教会の地下にあるレストランへ。

午後のアフタヌーン・ティーに備えて、私はジャガイモとルッコラの盛り合わせだけ。

お互い食いしん坊で、食べ物の話ですっかり気の合ったSさんは、相変わらずガッツリ食べています。

おいしそうに食べるひとって、とても気持ちいい。

ところで教会の地下には沢山の人が埋葬され、棺が収められ名が刻まれた床の上を、

我々はドカドカと踏んでいくわけです。

「いいのかしらん?」とつぶやくと、物識りの同行者Tさんが教えてくれました。

埋葬された人たちは暗くさびしい地下にいるので、にぎやかな足音を聞かせてあげるほうがいいんですって。

 

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旅の最後の楽しみは、アフタヌーン・ティー。

ピカデリーサーカス近くにある高級食材デパート「フォートナム&メイソン」のティー・ルームへ。

クラシックな建物の中はとてもセレブな雰囲気。

スニーカー姿のアジアのオバサンなど門前払いしたいところでしょうが、そこは、それ、

品の良いスタッフが顔で笑って迎えてくれます。

銀の食器で供されるティーセット、サーモンのサンドイッチとスコーンとロールケーキ、

なんと!頼んでもないのにシャンパン付のハイ・ティーじゃありませんか。

(シャンパン付きのお茶時間はハイ・ティーと呼ぶそうです)

クラシック音楽が静かに流れる優雅な空間、

旅の疲れにシャンパンの酔いがまわって、とろりと眠くなるようなアフタヌーン。

「もう、家に帰って寝たいね」こんどは格安チケットでロンドンだけに滞在して、

大観覧車に乗って、4Dの映画を観て、幽霊屋敷に行こうよ!

旅仲間のオバサン3人、まだまだ、元気です。

 最後に、シェークスピアの生家の庭に咲いていた英国のバラ。

「キミはボクのバラ」と、言ってくれた人もいたような。

 

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2010年6月9日

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この旅、いちばん心に残るのは夕暮れ時の田舎の散策。

ゆったりとした行程で、夕方早くホテルに入るので夕食後、近くを散策できます。

紅茶の国らしくホテルの部屋には必ずティーセットが用意されているので、

散策を終えたらゆっくりとお茶。午後8時を過ぎて、やっと日が暮れます。

珍しいものを観るというよりは、異国の暮らしを体感したいという思いが強いので、

町を散歩したり、地元の人が通う店で買い物したり、そんな時間がとても楽しい。

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 この日泊ったホテルは、田園地帯のなかにあり、まわりは見渡すかぎり緑、緑。

映画で観るような貴族の館の広大な敷地内では、戯れ遊ぶ2頭の鹿を見ました。

ここもナショナル・トラストの管理地になっており、シンボルであるカシ?の葉のマークがついていました。

イギリスでは個人の私有地でも自由に立ち入ることのできる「バブリック・フットパス」なる道があり、

ルールさえ守れば立ち入って散策を楽しめます。

敷地内には馬や羊が飼われているので、出入りの際は必ず柵の戸は閉めておく。

動物にエサは与えない、植物を荒らさない、ゴミは持ち帰ることなどでしょうか。

フット・パスの入り口には黄色の矢印マークがついているのですぐ分かります。

夕暮れまでのひととき、静かで美しい風景の中を歩く、夢のような時間です。

 

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名前は忘れましたが、サラダに羊のチーズ。匂いもなく食べやすい味です。

くる日もくる日も、バスは羊が遊ぶ牧草地帯を走ります。

日本の約三分の二の国土をもつイギリス、山がなく平坦なのでとてつもなく広く感じます。

目に入るものは、空と緑と羊の群ればかり。

かつてこの国を自転車で単独縦断した息子の言葉を思い出しました。

「何日も何日も、目にふれる生きものは羊だけ。日が暮れた草むらで羊にメェー、て話しかけたくなる気持ち、わかる?」

 

 

 
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