シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2010年6月11日

  アガパンサス

 

紅茶の国から帰ったばかりというタイミングで、「紅茶の会」を開催。

すっかり初夏らしく緑を濃くした庭に面した戸を開け放ち、「ファースト・フラッシュ」と呼ばれる紅茶の新茶を体験しました。

フラッシュとは芽吹くという意。この季節はじめて芽吹いた葉を紅茶にしたまさにフレッシュな味わいです。

 

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写真左からアッサム、春の新茶ダージリン、そして昨年秋の新茶ダージリン。

色の違いをおわかりいただけるでしょう。

完全発酵させたアッサムの色は馴染みのある紅茶の色。

一方、中と右のファーストフラッシュは半発酵させているので淡い色。

とくに中の春新茶ダージリンはグリーンで、さわやかな香りと味。

日本茶に近いものです。日本茶も紅茶も、葉を摘む木は同じ「茶の木」。

葉の処理のしかたが異なるだけです。

 

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ここで本日の講師Tea Clubの安楽さんから教わった 紅茶の入れ方、ワンポイントレッスン。

 ①ポットに茶葉を入れ、沸かしたての湯を注ぐ(ポットで沸かしておいた湯はNG)。 

沸騰した湯に含まれる酸素が紅茶をおいしくするのだそうです。

 ②湯を注いで葉がジャンピング(泳ぐ)する大きさのポットを選ぶ。

 ③3~5分おき、テーカップに注ぐ前にポットの中をスプーンでゆっくりと混ぜる。  

これも酸素を通すため。

 ④温めたティーカップに注ぐ。

 

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おいしく入った紅茶を、ジュニア野菜ソムリエのジャム名人大成ケンタローさん手製のマーマレードとクラッカーでいただきまーす。

 

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ティースプーンは写真のように垂直に置くのが正しいマナーだそうです。

親指と人差し指でしっかりと取っ手をつまみ、カップを持ち上げます。

こうすると脇がしまって美しく優雅なポーズになるのだそうです。

なるほど、美しい身のこなしは大切です。

 美しい緑の水色がさわやかな春の新茶ダージリンを楽しみつつ、

どんなに忙しい日が続いても、一杯のお茶をていねいに入れる時間もなくてはと、

しっかりと脇をしめて背筋を伸ばしながら思った午後でした。

2010年3月19日

昭和1昭和2 昭和3

 

以前から、ずっと気になっていた場所皆で行こうという話が持ち上がって集結。

広島駅の近くにある「純喫茶パール」昭和32年の創業です。

 

昭和7昭和7 (2)

 

おそるそる?入ってみれば、そこは昭和のワンダーランド!

ビニール張りの椅子に化繊のカーテン、力道山のプロレス中継も映したに違いないナショナルのテレビも健在。

古びたらせん階段は3階まで続き、駅前の社交場として流行った往時が偲ばれます。

創業者の娘さん(と言っても70代)が、往時の写真を出して見せてくださいました。

懐かしいモノクロ写真に、自分の幼いころの想い出が重なります。

歌が得意な同行の1人が、昭和歌謡「篠懸の小径」を唄ってくれました。

すずかげとは学名プラタナス、二十歳すぎまで住んだ家の前にはプラタナスの並木があり、

葉っぱやイガイガの実を拾って遊んでいたので、懐かしい想い出の木です。

 

 昭和10

 

店の隅にうさぎ、発見。男の子で名前はマシュー。おとなしく写真に収まってくれました。

 

 昭和5

食べたハヤシライスは、メリケン粉の味がするこれも昭和の味でした。

 

昭和14昭和15

 

純喫茶パールから、すぐ近所の飲み屋さんへ。「大衆酒場」の看板がいい味です。

おかあさん一人が切り盛りするカウンターだけの店。人情が感じられます。

温かいです。ビール小瓶とおでん2本で550円、いいです!気に入りました。

ティーパックで入れたまずいフレーバーティーが700円という

気取ったカフェが赤面しそうなまっとうな商売です。

スローであたたかな昭和の時代が灯る、いい夜でした。

 
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