以前から、ずっと気になっていた場所皆で行こうという話が持ち上がって集結。
広島駅の近くにある「純喫茶パール」昭和32年の創業です。
おそるそる?入ってみれば、そこは昭和のワンダーランド!
ビニール張りの椅子に化繊のカーテン、力道山のプロレス中継も映したに違いないナショナルのテレビも健在。
古びたらせん階段は3階まで続き、駅前の社交場として流行った往時が偲ばれます。
創業者の娘さん(と言っても70代)が、往時の写真を出して見せてくださいました。
懐かしいモノクロ写真に、自分の幼いころの想い出が重なります。
歌が得意な同行の1人が、昭和歌謡「篠懸の小径」を唄ってくれました。
すずかげとは学名プラタナス、二十歳すぎまで住んだ家の前にはプラタナスの並木があり、
葉っぱやイガイガの実を拾って遊んでいたので、懐かしい想い出の木です。
店の隅にうさぎ、発見。男の子で名前はマシュー。おとなしく写真に収まってくれました。
食べたハヤシライスは、メリケン粉の味がするこれも昭和の味でした。
純喫茶パールから、すぐ近所の飲み屋さんへ。「大衆酒場」の看板がいい味です。
おかあさん一人が切り盛りするカウンターだけの店。人情が感じられます。
温かいです。ビール小瓶とおでん2本で550円、いいです!気に入りました。
ティーパックで入れたまずいフレーバーティーが700円という
気取ったカフェが赤面しそうなまっとうな商売です。
スローであたたかな昭和の時代が灯る、いい夜でした。