かつて、神の島として農耕が許されなかった宮島。
戦後の食糧難でようやく開墾が許され、
現在は厳島神社など観光で賑わう表玄関の反対側に
小さな農園があります。
先日、ぶどう栽培をされる宮島農園を訪ね、
園内で野生化したグミの巨木からどっさり実を採りました。
神々しい赤でしょ？
グミといえば、なんだか懐かしさがこみあげる実ですね。
砂糖と一緒に煮てジャム（コンフィ？）にしました。
甘酸っぱくてとてもおいしかったです。

初収穫です。
整枝を惜しんだものだから、案の定おチビのサヤになってしまいました。
サヤごとグリルで焼き、豆を取りだして食べます。
サヤが蒸し器の役目をして、香りも旨みも逃がさずおいしく頂けます。
家族が「おいしい、おいしい」と言って沢山食べてくれたから、マル。
なり始めのサヤは下を向いており、やがて上向きになり、
空へ向かって充実するから「空豆」。
夏が来たという季節感とともに、栄養価も大変高い野菜です。

アフリカ原産、モロッコのサハラ砂漠でも花を咲かせていました。
ちなみにモロッコ豆は、モロッコにはありません。
豆の原産→アフリカ→モロッコという連想で名付けられたのでしょうか。