毎週木曜日、必ず録画して観ていたドラマ「風のガーデン」の最終回。 終わってしまうのがさびしくて、その最後の録画を観ることが出来ずに数日が過ぎた。 そんなうさぎの心情、夫に言わせると「アホかぁ」。 ようやく見終えて、涙、涙。 家族を捨てた父が、何もしてやれなかった娘のために 命あるかぎり毎日植え続けた、娘の好きな花エゾエンゴサクの球根。 そして父は秋に亡くなり、翌年の春一面に紫色の花が咲くという美しいシーンで終わる。 雪どけの川べりに咲いたスノー・ドロップもきれいだった。 このドラマ毎回テーマとなる花があって、最終回は「ナツユキカズラ」 花言葉は、今年の冬に降るはずの雪。 春に庭をリメイク、日照りの夏には水やりに追われ、 秋にははじめての紅葉を楽しみ、ほぼ半年間新しい庭に心をさいた今年。 新しく住人となった木々たちとも何とかお近づきになれたような気もして、 来年からは好きな花を加えて自分の庭にしたいと思っている。 まずは、夏に降り積もる雪のようなこの花を。
英語仲間のR子さんに招かれ、 「桜本ソシアルダンスアカデミーXmasナイト」へ。 ホテルの大ホールが、 今宵はミラーボールが華やかにきらめくボウルルームに。 アカデミーの生徒さんたちが次々にダンスを披露。 R子さんは、優雅にワルツ。 年長ながら楚々として愛らしい普段の彼女からは想像もできない 凛とした美しさに、胸が熱くなる。 ご主人の潤沢な愛情と財力があでやかに咲かせた、黄色のバラ。 ほんとうに嬉しそうに妻のダンスを見つめていらっしゃった。 ディナーの合間に、一般の人たちのダンスタイムも。 隣の席のブラックタイの男性が 「ご一緒にいかがですか?」と優雅に手を差しのべてくださったけれども、 盆踊りしか踊れませんもので、と丁重に辞退申し上げた。 この男性、ダンス経験者で、今夜のスペシャルゲストである 世界チャンピオンのダンスを観るために岡山から来られたという。 チャチャチャ、クイック・・・と、ダンスのイロハを親切に講義してくださった。
デザート&コーヒーが終わって、 さて、いよいよ世界チャンピオンの登場。 イタリア北部出身でラテンの血が流れるふたりのダンスは、 本場英国のような気取った風がなく、粋でキザでかっこいい! 羽のように軽く、アイスダンスのように速い、世界一の華麗なステップ。 足長、腰高、小頭のビジュアルも抜群。 こんなに素敵なものを生で観られるなんて、最高のXmasプレゼント。 ソシアルダンスに偏見をもっていたうさぎ、今宵深々と悔い改めました。 ドラマティックなラテンの「パソ」がいいなあ、と呟いたら R子さんのご主人がにっこりと笑って「ぜひ!おやりになれば」 また、へんなところにスイッチが入っちゃった。