シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2009年9月10日

いのちを支える野菜スープの普及で高名な料理家
辰巳芳子さんがこんなことを言っておられます。

食べものを作るってことはすべて愛の表現です。
表現の場を持つことは幸せ。面倒くさいなんて言えない。
大変な喜びです。しかも、あなた自身も(作ることを通して)
成長して人間として完成されていく。
おいしい、まずいは、その時のあなたをスープが
言わず語らずのうちに教えてくれているのです。
手を使うことです、愛は手足を使わないと成就しないのです。
家族のために社会の誰かのために貢献することは、
あなた自身のためにもなっているのですよ。

ここでも「手」という言葉が使われ、
うさぎの大事な思いをそこに重ねることができて嬉しい。
野菜を通じて食べること、作ることに関わっていこうと決めた
春に植えたブルーベリーが、
小粒ながらとても甘い実を結びました。



2009年9月8日

厳冬に暮らすエスキモーの人たちは、
道の途中に枯れ枝を盛っておくと言います。
それは、自分たちや旅人がゆく道を閉ざされたときに
暖をとって命をつなぐための非常用。
そうとは知らぬ外部の人間が、
それを見つけてレジャーキャンプの火をたくというのです。
自然と融和する風習文化が、
こうして荒廃してゆくのだと嘆いたのは
アラスカを愛した写真家星野道夫。
長く守られてきた北海道の自然も、
自然から多くを獲らぬアイヌの人たちの掟が
あったからと言われます。
最小限要るだけのものを自然からいただき、
また自分たちの手で補充をする「単純再生産」の暮らしこそが
これから私たちに必要なライフスタイルじゃないかと、
そんなことを考えながら、
大根と人参の皮で野菜スープを作ります。
まだまだ暑い夏の終わり、
雪景色でちょっとひんやりしていただけました?




アイヌの人たちの話

 
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