シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2010年6月11日

  アガパンサス

 

紅茶の国から帰ったばかりというタイミングで、「紅茶の会」を開催。

すっかり初夏らしく緑を濃くした庭に面した戸を開け放ち、「ファースト・フラッシュ」と呼ばれる紅茶の新茶を体験しました。

フラッシュとは芽吹くという意。この季節はじめて芽吹いた葉を紅茶にしたまさにフレッシュな味わいです。

 

 P6050046

 

写真左からアッサム、春の新茶ダージリン、そして昨年秋の新茶ダージリン。

色の違いをおわかりいただけるでしょう。

完全発酵させたアッサムの色は馴染みのある紅茶の色。

一方、中と右のファーストフラッシュは半発酵させているので淡い色。

とくに中の春新茶ダージリンはグリーンで、さわやかな香りと味。

日本茶に近いものです。日本茶も紅茶も、葉を摘む木は同じ「茶の木」。

葉の処理のしかたが異なるだけです。

 

 P6050047

 

ここで本日の講師Tea Clubの安楽さんから教わった 紅茶の入れ方、ワンポイントレッスン。

 ①ポットに茶葉を入れ、沸かしたての湯を注ぐ(ポットで沸かしておいた湯はNG)。 

沸騰した湯に含まれる酸素が紅茶をおいしくするのだそうです。

 ②湯を注いで葉がジャンピング(泳ぐ)する大きさのポットを選ぶ。

 ③3~5分おき、テーカップに注ぐ前にポットの中をスプーンでゆっくりと混ぜる。  

これも酸素を通すため。

 ④温めたティーカップに注ぐ。

 

 P6050039

 

おいしく入った紅茶を、ジュニア野菜ソムリエのジャム名人大成ケンタローさん手製のマーマレードとクラッカーでいただきまーす。

 

 P6050038

 

ティースプーンは写真のように垂直に置くのが正しいマナーだそうです。

親指と人差し指でしっかりと取っ手をつまみ、カップを持ち上げます。

こうすると脇がしまって美しく優雅なポーズになるのだそうです。

なるほど、美しい身のこなしは大切です。

 美しい緑の水色がさわやかな春の新茶ダージリンを楽しみつつ、

どんなに忙しい日が続いても、一杯のお茶をていねいに入れる時間もなくてはと、

しっかりと脇をしめて背筋を伸ばしながら思った午後でした。

2010年6月10日

P5271530

 

 さて、イギリスぶらり旅も終盤。最後の1日は、ロンドンでフリータイム。

午前中バッキンガム宮殿、ロンドン塔、タワーブリッジとお決まりの観光コースをサッと回り、

午後は美術館ナショナル・ギャラリーでめぼしい絵を鑑賞して、ゆっくりアフタヌーン・ティーの予定。

 

 P5271610P5271635P5271548

 

ロンドンの新名所、大観覧車「ロンドン・アイ」1周約30分、ひとつのゴンドラは17人乗りでしたっけ。とにかくでかい。

待ち時間30分と聞き、乗るのはあきらめて仰ぎ見るだけ。

街中には、これもロンドン名物の2階建てバスの赤いダブルデッカーと黒いクラシックなロンドンタクシー。

ちらり見かけたバッキンガムの近衛兵の制服も赤と黒。ロンドンの色ですね。

街の広場には、三越デパートが真似をした(?)元祖ライオン像。

 

P5271532P5271668

 

日本大使館の玄関にはためく日の丸の旗、かなり目立ちます。

ロンドンアイのすぐ近くには、3Dならぬ4Dのシアターが。こんど来た時にはぜひ観たいもんです。

 

 P5271669P5271674

 

ちょっと買い物に立ち寄ったロンドン三越で、添乗員のSさんとバッタリ。

お昼を一緒にと誘って、ナショナル・ギャラリー隣の教会の地下にあるレストランへ。

午後のアフタヌーン・ティーに備えて、私はジャガイモとルッコラの盛り合わせだけ。

お互い食いしん坊で、食べ物の話ですっかり気の合ったSさんは、相変わらずガッツリ食べています。

おいしそうに食べるひとって、とても気持ちいい。

ところで教会の地下には沢山の人が埋葬され、棺が収められ名が刻まれた床の上を、

我々はドカドカと踏んでいくわけです。

「いいのかしらん?」とつぶやくと、物識りの同行者Tさんが教えてくれました。

埋葬された人たちは暗くさびしい地下にいるので、にぎやかな足音を聞かせてあげるほうがいいんですって。

 

 P5281675P5281682 P5281679

 

旅の最後の楽しみは、アフタヌーン・ティー。

ピカデリーサーカス近くにある高級食材デパート「フォートナム&メイソン」のティー・ルームへ。

クラシックな建物の中はとてもセレブな雰囲気。

スニーカー姿のアジアのオバサンなど門前払いしたいところでしょうが、そこは、それ、

品の良いスタッフが顔で笑って迎えてくれます。

銀の食器で供されるティーセット、サーモンのサンドイッチとスコーンとロールケーキ、

なんと!頼んでもないのにシャンパン付のハイ・ティーじゃありませんか。

(シャンパン付きのお茶時間はハイ・ティーと呼ぶそうです)

クラシック音楽が静かに流れる優雅な空間、

旅の疲れにシャンパンの酔いがまわって、とろりと眠くなるようなアフタヌーン。

「もう、家に帰って寝たいね」こんどは格安チケットでロンドンだけに滞在して、

大観覧車に乗って、4Dの映画を観て、幽霊屋敷に行こうよ!

旅仲間のオバサン3人、まだまだ、元気です。

 最後に、シェークスピアの生家の庭に咲いていた英国のバラ。

「キミはボクのバラ」と、言ってくれた人もいたような。

 

 P5261034

 

 

 
11月 2024
« 8月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

*最新記事*



*カテゴリー*

晴れときどきのコト

ホームきょうの幸せごはん晴れときどきのコトお話しましょ食と農
花井綾美活動ファイルお問い合わせ
Copyright C Ayami Hanai All Rights Reserved.