シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2010年8月31日

shingohan

 

少し遅い盆休みで帰省していた息子が今夕東京へ帰っていきます。

深夜バスに乗る前の晩ご飯は、夏野菜と豚肉の煮物、サラダしゃぶしゃぶ、小松菜のおひたし。

何ということもない献立ですが、

自分が作ったものが大切なひとの口を通り、生きるエネルギーとなり、血肉となる。

少々オーバーかもしれませんが、これほどの幸せがあろうかと感じます。

じぶんの心を喜ばせる事柄を大切にしながら、日々を暮らします。

夏休みさいごの1日、こどもたちの歓声とともに夏がゆきます。

朝夕わずかでも暑さがやわらぎ、夏野菜もそろそろ名残の時期を迎えます。

2010年8月30日

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 ひろしまそだち野菜アドバイザーの研修。

その8回目は小松菜のは播種(はしゅ)体験。

ハウスの上に広がる空は青くきれい、ですが暑い! 立っているだけでクラクラしそう。

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 まずは作業の説明。ハウス内の土をならし、施肥をし、小松菜の種をまきます。

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約100坪のハウス、われわれ研修生が手で掘り起こしていては日が暮れます。

そこで、トラクターの登場。あっという間に整備できますが、その価格200万円!農業はお金がかかるのです。

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 土ならしは我々の手で。表面の凸凹を平らにしていきます。

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掘り起こしてフカフカにし、きれいにならした土のうえに肥料を施し、石灰をまき、さて、いよいよ播種。

種まきにも、スグレものの登場です。その名も「種まきごんべえ」、種を入れてコロコロ引けば自動的に種がまかれます。

機械の力を借りなければ、出荷が可能な農業は到底無理でしょう。

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みんなで交代で「ごんべえ」を転がし、種を巻き終わったハウス内。穴のあいたホースを4本這わせてコックをひねれば、

霧のような放水が土を濡らします。たいした働きをしたわけではありませんが、きれいになったハウス内を見渡すと小さな達成感。

しかしながらこの炎天下でも、プロの農家さんは子育てと同じで年中無休。農業はたいへん!頭が下がります。

苦心の末に実った野菜、だいじに食べなくては。野菜アドバイザーとして、野菜ソムリエとして、

これから生活者の方々に農家さんのご苦労も知って頂きながら、

野菜をおいしく食べて、好きになってもらえるよう活動をしていきたいと思います。

● うまくいけば1ヶ月後にはハウスのなかいっぱいに小松菜の緑が生えそろっているはず。

周年野菜(1年中できる)の小松菜は成長が早く、年に何度も収穫ができるのです。

ちなみに、いちばんおいしいのは冬。収穫まで60~90日、ゆっくりと成長するので味もしっかりとし、栄養価も高いようです。

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