シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2011年6月14日

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フランス2日目の午後、バスはロアール地方をめざします。

パリから10キロも走ると、いちめん畑。行けども、行けども、野や畑です。

全土の約60%が農地で、20%が森林。フランスは小さいながらも農業大国なのです。

パリに着いた夕刻は小雨。今年1月以来、百年ぶりの干ばつが続いた後の

恵みの雨と日本でもニュースになったそうですね。

そして野原には風力発電も。時期が時期だけに印象的でした。

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フランス人の生き方がのんびりしているのは、

食糧自給率百パーセントを保証する畑が背にあるからだ、と

この国のエライ人が言ったといいます。

クレジットカード利用者の3人に一人が返済不能者で、

払えないままでいてもいつか国がチャラにしてくれる国でもあるとか。

ラテンの血が流れる民族って、根が呑気でいいですね。

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そんなことを思っている間に、バスはロアール地方の古城へ。

城は権力と富のシンボル。どうだ、すごいだろ!と肩を張る風情にちょっと辟易。

もっぱらプラタナスの大木を見上げ、道ばたに咲く花を眺めます。

なにより自然が美しい、旅に出て感じることです。

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広大なお城の敷地には川が流れます。

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 この後、もう一つ有名な城を訪れたのですが、ここは割愛。

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古城めぐりの後、宿泊も古城ホテルでした。

広く薄暗い客室、一人で泊まるにはちょっとこわいです。

出るぞ~、と同行のTさんが言うのでさっと風呂を済ませてベッドにもぐりこんで、

たぬき寝入り。もっともすぐに本物の眠りが訪れたようですが。

アカンサスがよく育った中庭が素敵でした。 では、また明日。

2011年6月13日

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パリ2日目、ホテルで朝食。

農業国フランス、小ぶりのリンゴがおいしくてゴキゲン。

エスプレッソかカフェオレを好むパリ人がアメリカーノと呼ぶちょっと薄めのコーヒーもおいしいです。

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朝食を終え、ツアー一行はバスでパリ市街へ。

パリはヨーロッパ一の人口過密都市、通勤時間帯の渋滞もすさまじいため、

自転車やバイクの利用が多いそうです。

クラクションを鳴らしながら信号無視の車の群れ、ラテンの国では当たり前。

それだけに車道を走る自転車はヘルメットを着用、

マナーの悪い車の間を縫う光景は、見ている方がヒヤヒヤします。

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バスはセーヌ川沿いに出て、ノートルダム寺院、シャンゼリゼ通りを抜けて

凱旋門まで。かつてパリオートクチュールなどの名門が軒を並べて華やかだった通りも、

いまは海外企業の看板が目立ちます。世界のトヨタのショールームもありました。 F1-14

 

バスは市内をまわって、ルーブル美術館へ。

世界一の規模を誇る美術館は、ヨーロッパ、世界中から訪れる人でごった返しています。

30年前訪れたときには、人影もまばらでちょっと陰気な印象だった美術館が

今は明るく未来的なデザインが加わって、見違えるようです。

シンボルであるガラスのピラミッドを入り、セキュリティチェックを抜け、

チケットを買って展示室へと進みます。

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かつてルイ14世が権力の中心をベルサイユに移すまで王宮だった建物だけに、

天井は絢爛豪華。全長2キロ、展示は随時約2万6000点。

1日かけても見きれないので、ルート攻略が必至。あらかじめ見たい作品をチェックしてから回りましょう。 F1-20

 

 展示室の奥まったところに、ひときわ目立つ人だかり。

そうです、ダ・ビンチの「モナリザ」。混み合うなかスリに厳重注意!

女子学生を装っているそうです。バッグは体の前に、

ファスナーの開閉部分をしっかり手で押さえておきましょう。

カメラ撮影に夢中でパスポートを盗まれた日本人は数知れないそうです。

30年前はごく普通に他の絵画といっしょに展示してあり、

うっかり通り過ごしてしまったほど。

静寂な暗がりでみたモナリザはとても美しかった。

時代とともにルーブルも変わりました。

フラッシュ機能さえオフにすれば絵の撮影OKというのも観光化の印象を強くします。

ただし展示室によっては撮影禁止なのでご注意を。

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ミロのビーナスの前もまた凄い人だかり。

私は美しい翼をもつサモトラケのニケの方が好みですが。

 

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世界の至宝を目の当たりにする至福の時を過ごしてお昼。

名物のエスカルゴを楽しみました。ツァーの中にははじめて食べる方も多く、

道具の使い方がよくわからない。

「手で食べるのが一番おいしいですよ」と言ったら、途端にテーブルの雰囲気が和みました。

皆さんと仲良くなれそうです。

この後、バスは市街を出て、ロアール地方へ。

どんな風景が待っていてくれるか、この続きはあすへ。

 
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