シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2011年6月16日

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朝、モン・サン・ミッシェルを後にしてノルマンディー地方の港町オンフルールへ向かいます。 F4-2

 

途中、背中のナップサックに長いフランスパンを2本つっこんで走る男性とすれ違いました。

いまから朝食でしょうか。フランスですねぇ、うん。

 

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 オンフルールの街に到着。

いま晴天だったと思ったら、雨。

1日のうちでコロコロ天気が変わるのがこの地方の特徴だそうです。 F4-6

 

海が見える場所まで歩いていくと入り江。サンフランシスコにもオランダにも似た風景です。 F4-7

 

移動式のメリ-ゴーランドも。小さくてかわいい街です。 F4-8

さきほどまでぱらついていた雨がやんで、青空。

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船大工さんが造ったという古い木造の教会。

中には信者さんの手作りと思われるアプリケの絵が飾ってありました。 F4-12

教会の広場にマルシェ。

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日本と同じような野菜が並びます。白菜もありました。

キャベツは結球していない原種、ヨーロッパではかいた葉を束ねて売ります。

並べ方、みせ方がとても上手。

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海に出ました。潮の香り、波の音。こころが広々とします。

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フランスの画家モネらが絵にも描いた有名なエトルトの断崖も遠くに見えます。

象の形をしているのがわかりますか?

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浜におりて、石ころを拾います。

そのままぼんやりと座って波音をきいている間に、

ツァー参加者のなかで最高年齢85歳と81歳のご夫妻は

小高い丘の上の教会まで往復30分ほどの道のりを完歩されました。

何でも見てやろうという、意欲満々です。

ツァー中いろんな方からさまざまなことを学びました。

(石ころは後で持ち帰り禁止と判明。でもすでに拾ってしまったのでポケットに)

 ツアー一行、明日はさらにバスを走らせてパリの近くまで戻ります。

2011年6月15日

フランスの旅、3日目。ロワールの古城ホテルを出て、

さらにバスを走らせることパリから約360キロ。

 

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見えてきました。「わぁー!」 バスのなかで歓声があがります。

潮が満ちれば海のなか、切り立つ断崖の上に建つ修道院「モン・サ・ミッシェル」です。

約1300年にわたり巡礼地として、または要塞として歴史を越えてきた世界文化遺産。

巡礼者たちはひざまで海につかりながら聖地をめざし、

満ちてくる潮に呑まれて命を絶つ者もあったといいます。

 

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 僧院へ至る道、いわゆる参道です。

ヨーロッパから世界からの観光客で大混雑。

そばを歩いていたツァーの中のひとりが「初詣を思い出しますね」。

そう言われれば、たしかに・・・。

 

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ワンちゃんも一緒に。レストランやホテル、公園でも。

ヨーロッパでよく見かける光景です。

その昔から狩りや酪農の働き手として家族の一員ともいえた犬と人の

濃密な関係がうかがえます。

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僧院へたどり着くまで360段。

幾百年の歳月を経て縁の丸くなった石の階段を踏みしめます。

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長い階段をのぼり終え、見晴らしの良い場所へ出てきました。

「西のテラス」と呼ばれる絶景スポット。

この僧院が海の上に築かれていることを実感できます。

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「ここに建てよ」という大天使ミカエルのお告げによって建てられたという大聖堂には

大天使ミカエルの像が掲げられています。

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 聖堂の地下には、壮大な建物を支える土台として太い石の支柱が組まれています。

人の手によってこれほどのものが作らせる宗教のパワーとは凄いものだと、

教会や寺院を見ていつも思うことです。

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 聖職者たちが絶大な金と力を握り、貧民から搾取した中世の時代。

仏の小説家スタンダールの「赤と黒」を読めば、

黒衣の僧侶の暗く華やかな世界をみることができます。

やがてフランス革命によって、このモンサンミッシェルも陥落。

王党派や僧侶の監獄となり「海のバスティーユ」とも呼ばれました。 F3-8

 モンサンミッシェルの名物といえば、

滋養のある卵で巡礼者たちの疲れを癒したという「オムレツ」。

お昼にレストランでいただきましたが、

「え、これが?」というしろもの。お店によって当たり外れがあるようです。 F3-27 (2)

 その夜泊まったホテルのキーです。どっしりと重い真鍮製。

デザインもいいでしょう。

ホテルからモン・サン・ミッシェルまでは歩いて約20分。

食事とお風呂をすませて夜10時半、

ツァーの人たち何人かと一緒に海岸まで。

ライトに照らされて夜空に浮かび上がる幻想的な美しい姿を見ることができました。

 さて、明日はどこへ?

 
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