旧暦で今年は7月2日が半夏生。昔はこの日までに田植えを終えるという習慣がありました。終えて、労いの食卓でふるまわれたのが『蛸』。蛸の足のように稲の根が大地にしっかり広がるようにとの豊作祈願。農と食と季節がしっかり繋がっていた頃の風習です。
半夏生という名の涼やかな山野草も思い出します。
で、きょうの「イマなまっ!」クッキングは蛸と夏野菜のパスタ風そうめん。
鮮やかな初夏の緑、香る緑、日本の緑。白瓜を塩もみにし、大葉を刻んで冷ややっこにのせる朝。なんて綺麗な緑だろうと、幸せな気分になります。目でたのしみ、香りにこころが癒されます。五感で季節を感じ、あじわう食でありたいと思います。