木の器作家さんにプレートを作っていただきました。
山桜の木を削った1枚です。
わたしの家の前庭に大きな山桜の木があります。
6年前、関東の那須から広島に運ばれ、我が家に来ました。
ちょうど私が野菜ソムリエの資格を取った春のことです。
以来、わたしの守り木。春太郎と名付けて日々見上げています。
そんなわけで山桜には深い思い入れがあり、
迷わず「山桜で」と注文しました。
胡桃のオイルを塗り、使って洗ってはまた塗り、
これからこの1枚を育てていきます。
秋の種蒔きが遅れて、
それでも畑でここまで育ってくれた大根を
のせてみました。
価値なく扱われる廃材、端材に命を吹き込み美しい道具にする、
百年生きた木の命を昇華させる。それは命の循環を守ること。
森への想いにつながる1枚です。