シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2016年2月6日

奈々さんのおくりもの

「農業女子」という言葉、お聞きになったことがありますか。
メディアにも登場して、2~3年になるでしょうか。
農業振興策の一環として、農林水産省が
「農業女子プロジェクト」を立ち上げたのがその頃です。
全国の農業就労人口の約半数を女性が占め、
女性のいる就農世帯の方が収入が高いという結果に
着目してのプロジェクトのようです。
女性特有の感性、柔軟性、そして粘り強さを活かした農業、
とりわけ農産物の加工品開発などには、
実際に調理にかかわる機会の多い女性の生活実感と知恵が
大いに活かされるようです。
農業関連のメーカーも、女性が扱いやすい農機具、
農作業を快適にする作業着のデザイン、日焼け止め効果の高い化粧品など
農業女子とのコラボレ-ションで商品を開発。
きつい、汚れるといったマイナスイメージがあった従来の農業から、
明るい、楽しい、ちょっとお洒落な農業へと、
元気な女子が牽引しています。

そして、わたしもまわりにもそんな農業女子が何人かいます。
苦労のわりに儲からない農業、だけど楽しい!
衰退していく農業をどうするかなんてしかめ面してても始まらない、
前に進もう!農業をやってきて良かった!そう言い切る彼女たち。
きょうは、そんなかっこいい女子のひとり、
奈々さんからちょっと早いValentineギフトが届きました。
干し大根や干し椎茸に中に混じった袋は「胚芽入り米ぬか」
炭火で丹念に煎った玄米のぬかは、きな粉のようにおいしいとか。
丁寧な仕事、ギフトにもしたいラッピングは、やはり女性ならではの発案。
いいね!里山での暮らしがそのままパッケージされるような、
そんなハード&ソフトで豊かに暮らせる農業のモデルをつくって欲しい。

 

 

2016年2月3日

牛肉のりんご巻き

きょうは、節分。
そもそも1年の節目は立冬、立春、立夏、立秋と4つあり、
春を1年のはじまりとして立春の前日を節分の日にしたと言います。
春が明ける前日という意味で、大晦日のように蕎麦を食べる地方もあるようです。
季節の変わり目には悪鬼が来ると言い、
「魔滅(まめ)」に通じることから大豆を撒くようになったとか。
豆のなかでも大豆は、味噌、醤油、納豆などの原料として
私たちの生活になくてはならないだいじな作物です。
また、大豆も生では拾い損ねた豆から芽が出て災いが生じるとして、
必ず煎った豆を撒きます。
季節の変わり目は体調も崩しやすいなどトラブルも多いので、
健康を気遣い、無事を願って「鬼は外!」と景気をつけたのではないかと。

『節分と大豆』のように、日本の年中行事はつねに作物と深い関わりがあります。
農業がたんに食物として野菜や米を生産する産業であるとだけでなく、
水や里山を活かし続けることで国土の環境を保全し、
すぐれて多彩な日本の生活文化を継承していく役割を担っていることを
あらためて思う日でもありたいものです。

一方、近年習慣となった恵方巻は、
某コンビニエンスストアの販売戦力であると聞きます。
で、恵方巻の代わりに牛肉を巻いて、健康祈願。
豪快な福が来る気がして、なかなか気分が良いです。
※リンゴを牛肉で巻き、赤ワインとデミグラスソースで軽く煮込みました。

 

 

 
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