![「3月1日、雨。うん十年前の今朝、女の子をうみました。少女だから受胎。まぶたの奥に菜の花畑が広がって「春菜」と名づけました。その少し前、過労から急性腎盂炎を発症して救急車で運ばれ入院、〆切の迫った原稿を持ちこんで看護師さんにこっぴどく叱られたのも思い出。前のめりでがむしゃらに走ったときもあったから、今こうして、蕗の薹を味噌にする楽しみもあるのかと。器に詰めながら、さまざまなことが脳裏をよぎって。子のこと、老いた親のこと、仕事のこと、et cetera・・・大変なことをいっぱいかかえて走っている、みんなにエールを!春よ来い。」](https://fbcdn-sphotos-g-a.akamaihd.net/hphotos-ak-xfa1/v/t1.0-9/p526x296/11042654_644464632349049_1094639267795292580_n.jpg?oh=6d8b0407c8312719fa719190717aaf0a&oe=557A8E3C&__gda__=1431114222_7f1a195b5860f8059b1e3b671831382f)
3月1日、雨。
うん十年前の今朝、女の子をうみました。
病室でひとり、窓の外を眺めていたら、
まぶたの奥に風にそよぐ菜の花畑が広がって
「春菜」と名づけました。
その少し前、過労から急性腎盂炎を発症して
救急車で運ばれ入院、
〆切の迫った原稿を持ちこんで看護師さんに
こっぴどく叱られたのも今は思い出。
前のめりでがむしゃらに走ったときもあったから、
今こうして、蕗の薹を味噌にする楽しみもあるのかと。
器に詰めながら、さまざまなことが脳裏をよぎりました。
子のこと、老いた親のこと、仕事のこと、et cetera・・・
大変なことをいっぱいかかえて走っている、
みんなにエールを!
きっと大丈夫、春よ来い。