週末、アステールプラザで料理人森野熊八氏の講演。
行こうかどうしようか迷いながら仕事の合間に出かけのですが、興味深い話で、オーライ。
食育というよりも日本の料理文化の話。
「肉じゃが」が広島県の呉で生まれたというのをご存じでした?
呉が海軍の町であったというのは有名ですね。
イギリス帰りの東郷平八郎が呉に滞在した折、「ビーフシチュー」が食べたいと言い出したのが起こり。
戦中の軍の料理人、シチューなんて知らない。食べたこともない。
じゃがいも、たまねぎ、牛肉を煮込むのだと聞いて、手持ちの砂糖、しょうゆ、みりんで煮込んじゃった。
それがおふくろの味として今に至る肉じゃが。
講演が終わって車をとめたパーキングに急ぐ途中、小さな古道具屋さんをみっけ。
「おさんぽさら」と書かれた看板がチャーミングだったのでドアをあけて中へ。
2坪くらいの猫の額スペース。昭和時代のガラスの小鉢を5個買いました。
胡瓜の酢の物を入れましょう。
空いろの水彩絵の具を流したような空。
空気は冷たいけれど歩いてきもちのよい午後でした。
平和記念公園を抜けて、パーキングへ。
市制120年記念の山桜が植樹されていました。とても若い樹です。
枝を張り大樹となって花を咲かせるまで生きてはいないだろうなと思うと、
ちょっとさびしくなりました。