中区八丁堀に新しくできた映画館「八丁座」へ。
米国アカデミー作品賞をもらって話題の映画の封切りです。
上演20分前だというのにチケット売り場は長蛇の列。
他の映画館と雰囲気が異なり客層が60~70代と髙く、
ふだん映画を観ていない風の人が多いようです。
お菓子やお茶をもってヘルスセンターのお芝居でも楽しみに来ている感じと言えばよいかと。
交通の便の良い中心街という立地ならでは?
大川橋蔵や森重久弥が活躍していた頃の映画館はこんな風でした。
思い出せば、そうでした。
テレビのチャンネル数少なく、BSなんてない時代、
映画は当たり前に大人の娯楽でした。
街に映画文化をふたたび!オーナーのくらもとさん、成功ですね。
芝居小屋風のインテリア、ゆったりソファ風の座席で、
ご高齢の方が居心地よい空間。
いいですね、お年寄りが遊べる場所、どんどん増えて欲しい。
私が80歳になるときのためにも。
「ひとりで、はじめて来たんです」と年配のご婦人。
ちょっと不安まじりに楽しげなご様子。
アクション映画好きなご主人は家で留守番。
そうですよ、たまにはひとりでね。
映画を観て、本屋に寄って、ひとり遊びは楽しい。