スリランカの国土、その広さは北海道の80パーセント。
中北部から、インド洋を望む海沿いの南部まで、
どんなものを食べて暮らしているのかをみて回りました。
そんな中で、3つの台所をみることができました。
井戸水をくみ、薪で火を得る田舎の台所から、
ビルが乱立する首都のある街コロンボの台所まで。
田が広がるアヌラータブラを走っていると、路上で薪を売る母子がありました。
車を止め、ちょっと自宅を覗かせてもらいました。
電子レンジはおろか冷蔵庫も水道もない台所、
家の裏に井戸があり、これが生活の水になります。
次に訪れたのが、ガイドさんの友人を通じて、農家に案内くださった
方のお宅。おいしい紅茶を入れてくださいました。
不動産業を営まれる方で、ガイドさんの話では
スリランカでは豊かな生活レベルだということです。
家の裏には、バナナやパパイヤの木。
いたるところに、こうした南国らしい風景がみられます。
そして、コロンボの街に戻り、旅も最終となった夜。
スリランカの料理を習ったのがデヌシカさんのお宅です。
ご主人が日本の企業に単身赴任中、
デヌシカさんもご主人と日本で一緒に暮らした後、
お子さんの教育のためスリランカに戻られました。
ガスはボンベで、カラになったら容器を持ってガスを買いに行きます。
ピンクのラックには、毎日のカレー作りに使うスパイスがずらり。
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それぞれの暮らしを伺わせる3つの台所。
子どもが裸足で駆け回る農村地帯もあれば、
外資系の高級ホテルが次々に建設中のコロンボのように
発展をめざす街もあるように、
スリランカを一言で語ることはできません。