シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2014年8月19日

花井 綾美さんの写真

 

お盆休みの最終日、
安芸太田町までドライブ。

わたしが住む広島市街から車で約1時間、
山間の静かな町です。

日本棚田百選の井仁の棚田は、

稲穂が黄金色になりかかっていました。

花井 綾美さんの写真


廃線となったJR 可部線安野駅跡、
すでに町内のレール部分は撤去されていますが、
ここだけは駅舎とともに残され、車両も置かれ
春には桜が咲く公園になっています。
駅舎内には時刻表と運賃表も残され、
町の人たちの足となっていた頃を偲ばせます。


花井 綾美さんの写真

 

そして山のごはんはゴーヤのアジア風、蕎麦サラダ、
しめサバに味噌汁。蜩の鳴く声が夕暮れの山を渡ります。

 

花井 綾美さんの写真

 

山では、和菓子づくりでおなじみの葛が
美しい花を咲かせていました。

葛は秋の七草、暑い暑いといいながら、
秋はそこまで来ているのですね。
遠くまで行かなくても、
これだけのものを見ることができる

一日ドライブ。
空の下でひろげるお弁当もいいものです。

2014年7月27日

 

山形庄内地方の農の伝統と多様性、そして

日本の持続的で豊かな暮らしを守り育てるために

みんなで在来種の「種」を守る働きかけのきっかけとなった

ドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」。

この映画を観て、ひたむきに農作業する人々の美しさ、

守られる作物のたくましさに感動し、

みんなに見て欲しくて、食と農を考えるきっかけづくりにしたくて、

仲間の力をかりて広島市内で自主上映をしたのが昨年の11月でした。
以来、ぜひ訪ねたかった庄内の地。

願いがかなって、映画の冒頭にも出てくる外内島キュウリの畑にも行けました。

 

 

外内島キュウリの生産者であり、やまがた在来作物案内人である

阿部正一さんの畑で、お話を伺いました。
外内島キュウリも、在来作物のごたぶんにもれず、

栽培に手がかかる、収量が少ない。

儲けを考えればやってはいけないけれど、そこには

土地の作物の伝統を守りたいという強いお気持ちがあります。

農薬と化学肥料は不使用。
使われているのは漢方系の有機肥料、

広島のメーカーが作っていると聞きました、

 

種取りようの外内島キュウリ。
店頭でみるF1種のきゅうりは放っておくと白っぽくなりますが、

これは黄土色に。

沖縄のうり「ウーモウ」に似ています。

阿部さんも、外内島キュウリはおそらく南から来た品種だろうと

仰っていたので、ルーツが同じかも知れません。

野菜って、おもしろいでしょう?

 

 

 

 

やまがた在来作物を全国に知らしめたレストラン「アルケッチャーノ」

すっかり有名になった奥田シェフは残念ながら不在。

 

 

庄内ツアーを企画してくださった山形&岩手の野菜ソムリエさんたちと会食。
やまがた在来作物のひとつ「べにばな」を栽培されている方とも

お知り合いになれました。

 

 

そして翌日は、「よみがえりのレシピ」の監督、渡辺さんとも会ってお話ができました。

人柄の良さに安心をして、次なる地での自主上映を約束しました。

 

 

 

 

 

 
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