お盆休みの最終日、
安芸太田町までドライブ。
わたしが住む広島市街から車で約1時間、
山間の静かな町です。
日本棚田百選の井仁の棚田は、
稲穂が黄金色になりかかっていました。
廃線となったJR 可部線安野駅跡、
すでに町内のレール部分は撤去されていますが、
ここだけは駅舎とともに残され、車両も置かれ
春には桜が咲く公園になっています。
駅舎内には時刻表と運賃表も残され、
町の人たちの足となっていた頃を偲ばせます。
そして山のごはんはゴーヤのアジア風、蕎麦サラダ、
しめサバに味噌汁。蜩の鳴く声が夕暮れの山を渡ります。
山では、和菓子づくりでおなじみの葛が
美しい花を咲かせていました。
葛は秋の七草、暑い暑いといいながら、
秋はそこまで来ているのですね。
遠くまで行かなくても、
これだけのものを見ることができる
一日ドライブ。
空の下でひろげるお弁当もいいものです。