シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2016年3月23日

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さて、マチュピチュの村で迎えた朝。
村のなかを散歩。
小さな川沿いに家が建ち並び、橋がかかっています。
なんだか懐かしい風景だなあ。
あ、この雰囲気は日本にもある温泉郷だと気づいた途端、
マチュピチュにも温泉があることを思い出しました。
村の端にある温泉は水着を着てはいるらしく、
入り口に水着のレンタル屋がありました。

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新しい制服を着た子ども達が目につきました。
入学式かしら?と現地ガイドさんに後から尋ねたら、
「そうです、そぐそこの学校で・・・」
風船が飾られ、にぎやかな音楽が鳴っているので
お祭りかと思って見ていたら入学式でした。
ラテンの国らしい陽気さです。
なんでも、日本の名門校ラサールの系列だということ。
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そして、村の市場へ。肉、卵、野菜、いろいろ。
トマトの原産国ですが、さほど種類はなく
むしろじゃがいもの量が圧倒的でした。
皮をむき、千切りにしたものが売られています。
共働きでなければ生活がしていけない国、
料理の手間を省くサービス。
野菜のジュースと調味料を合わせた
料理だしらしきものも商品としてありました。
いずれも無添加、手作りです。

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そして、そして、これ!
南米の旅に出ようと思わせたもの。
ペルーの保存食、乾燥じゃがいもです。
昼夜の気温差が大きなこの国、
主食のじゃがいもを夜中に表にだしておくとカチカチに凍ります。
そのまま放置しておくと昼間の暑さで解凍します。
それを踏みしだいて水分を出し、これを繰り返してカラカラに乾かしていきます。
一度にとれるじゃがいもを年間を通じて食べる智恵。
かつて本で読んだ乾燥じゃがいもを、ついに市場でみることができました。
地元の人は湯で戻し、茹でて食べるといいます。
後日、レストランで食べる機会がありましたが、それは生の方が断然おいしい。
でも、長い歴史の中であみだされた保存の智恵、
スープの具にして食べてみようと、500g買って帰りました。

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場外でジャイアントコーンや豆を売っていたご婦人、
にこにこ、笑って、とてもかわいい。
計算が苦手らしく、お釣りの計算はそばの男性にまかせていました。

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これも場外でみつけた屋台のスープ。
大人気で大勢の人が順番待ちしていました。
魚のだしをペースに、ごはんと豆が入っていました。
どこの国でも、食はスープではじます。
日本が味噌汁で朝を迎えるように・・・・。

市場を堪能して、村のホテルをチェックアウト。
また列車に乗り、オリャンタイタンボの町へ戻り、
車を乗り継いでクスコへ。
一泊して、翌日は、いよいよ飛行機をラパスで乗り継いで
ウユニ塩湖へ。

また、あした。

 

2016年3月19日

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南米11日間の旅に出ておりました。
広島空港→羽田→成田→ロサンジェルスを乗り継ぎ、
南米の玄関口のひとつリマに到着。
ここまでで24時間が経過。
空港前のホテルで1泊して、朝専用車でクスコへ。
リマでぐっすり眠ったおかげか思ったほど疲れもなく、
インカに築かれた文化の香りを楽しむことができました。

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クスコ市内に残るインカ時代の石積。
風雨や地震にびくともしない技術が数千年の歳月を経て生きています。

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そして、インカの飲み物といえば、トウモロコシを発酵させて造る「チチャ」というお酒。
チシャを造るお宅を見学。
村々には必ずチチャをつくる家があり、「ちちゃ出来ました」という合図に
家の前に赤いビニールの棒を立てます。
それを見て、村人はその日飲むチシャを買いに行くというしくみ。

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トウモロコシをつぶして、湯に浸してカメに入れて発酵させること3日間。
発酵したら、その日のうちに飲みきります。
出来上がったチチャは、独特の酸っぱさで飲みづらい。
地元の人たちは、大きなコップ1杯飲み干すそうです。

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発酵食品ですから、体に良いのでしょうね。
クスコを半日巡って、午後からはマチュピチュをめざします。

つづきは、またあした。

 
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