友人が、熊本土産に菓子持ってきてくれました。
加勢以多と書いて「かせいた」と読みます。
細川藩の時代より熊本に伝えられた歴史あるある菓子で、
もち米で作ったおぼろ種でマルメロ(カリン)の羊羹をサンドしてあります。
形は違えど、やっぱり羊羹です(笑)。
加勢以多という不思議な名前は、
「マルメロ砂糖漬の箱」という意味のポルトガル語がなまったものだとか。
細川の殿様が当時ヨーロッパより渡来した
マルメロの実で作った菓子を大層気に入られて、
茶事にこれを重用したのがはじまり。
ひとつの菓子にもこれだけの歴史があり、
それが大切に伝えられているのがステキです。
身体のサイズオーバーにつき、
つい先日羊羹断ちをしたばかりなのですが、
ま、これくらいはいいか、と毎日ひとつおいしく頂いております。