殻を割って、驚きました。黄身の色が今まで見たことのない黄色なのです。
実物はもっと淡い黄色。庭に放し飼いにされ、自家発酵飼料と湧水と山野草で育った自然の卵です。
佐賀の有田だいち村さんが送ってくださいました。
とろとろの超半熟でいただきました。喉から胃に、やさしく、やさしく、降りていきました。
これでまた本物の味を憶えてしまった~
それはそれで厄介です。
農家さんに教わりました、「打豆」です。
水に漬けてやわらかくした大豆を槌で叩いてつぶし、
乾燥させた北国の伝統的な保存食。
つぶすことによって火の通りが早くなり、調理時間が短縮できる。
おまけに箸でつまみやすい、知恵に脱帽です。
福井県では家庭で作られることは少なくなったけれど、
スーパーでは売られているそうです。
こうした食材が、残すとか、継承とかではなく、
ごく普通にあり続ける日本であって欲しいと心から思います。
汁もの、野菜の煮物、サラダなど何にでもいけそうです。