「世界で一番おいしい朝食」をキャッチフレーズにオープンした
カフェを目当てに鎌倉まで足を運んだことがあります。
プレーンオムレツとパンにルッコラの葉が添えられたシンプルな一皿は、
上質な素材が使われていて満足のゆく味でしたが
それから後に出合った京都のホテルの朝食が、わたしの中では№1です。
国立京都博物館と三十三間堂の前、ハイアットリージェンシー京都。
ふるくからあったホテルを外資が買い取り、インテリ集団スーパーポテトが改修。
モダンと古都の伝統をうまく融合させた素敵な空間です。
外観は昔のままの佇まいを残した低層の建物で、
起きたら窓を開けて朝の空気を入れることができるのも魅力。
緑濃い風景を眺める窓辺で、
熱い日本茶を飲みながらながら朝刊を読みます。
そうして、ゆっくりと体が目覚めてきたら朝食。
庭園を眺める席に座り、迷うほどのメニューの中から選んだ
料理をゆっくりと口に運びます。
キウイのジュースがとてもおいしい。
せわしなくスマホをいじるビジネスマンは居ません。
静かに、旅の一日の始まりを楽しみます。
京都へ行く機会があればぜひ、朝食を召し上がってみてください。
ネット予約で朝食付のツインがお得です。
そして、もう一つ忘れられないのは、
モロッコの砂丘を眺めながら食べた朝食。
砂丘のなかにポツンと建つ小さなホテルで、
ぜひともここで朝を迎えたいと望んで、
はるばるアフリカの地に旅に出たのです。