朝ふっていた雨も上がって、おだやかな週末。
安芸大田町主催「新・名物料理コンテスト」の審査員をつとめました。
1次を通過した20組が、
土地の産品を使った工夫のレシピを競います。
食の部門の最優秀賞は、米粉を使った野菜パン。
よもぎ、うこん、トマト味の3姉妹。
中には太田かぶ菜漬など産品が入っていました。
スイーツの部門の最優秀賞は、ゆずのアイスまんじゅう。
町の特産ゆずジャムのトッピング、求肥(ぎゅうひ)で包んだアイスもゆず味。
とてもおいしかったです。
食の部門の最優秀賞受賞の地元のJAの職員さんグループ、
飛び上がって抱き合って喜ぶ姿が微笑ましくて、
会場はなごやかな空気に包まれました。
レシピをあみだす楽しみ、食べてもらう喜び、住む町を愛する気持ち、
温かさにふれた1日、でした。
●
個人的には、食の部門で特別賞を受賞した
「太田かぶ菜漬のお茶漬け」が心に残りました。
小さな焼きおにぎりと太田かぶ菜漬けをいれたお椀に
これも地元産ほうじ茶を注ぐ地味なレシピながら、
土地を訪れる人を素朴にもてなす一品です。
この安芸大田町だけでも、祇園坊柿、太田かぶ菜漬、
ゆず、ほうじ茶、いのしし・・と産品いろいろ。
それぞれの町に、掘ればお宝がたくさん。
活かして、たくさんの「おいしい」が生まれますように。