全国有数のみかん産地、愛媛の八幡浜のみかん農家、
矢野さんがうちを訪ねてくださいました。
先祖が築いた段々畑の石垣を守るため、脱サラで広島から愛媛へ。
みかんの味を向上させながらエネルギーも蓄積できるソーラーシステムを畑に導入、
若い才覚で農業生産法人を経営されています。
そんな矢野さんの目下の課題は、
味はいいのに箱の規格サイズの関係で売れない大きな温州みかんをどうするか?
農産物の流通を制限してしまう規格って本当に不自由です。
「居酒屋メニューに使えないですかね?」と、置いて帰られた大きくて立派なみかん、
さて、さて、どうする??
しばらく考えてお昼になったので、温かいぶっかけにしてみました。
濃縮タイプのめんつゆにみかんの汁をしぼって、かけるだけ。
麺つゆが、さわやかでマイルドな味になりました。イケますよ!
白ごまを切らしていたのが残念。
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矢野さんのみかん。
段々畑の石垣の照り返し、宇和海の照り返し、そしてまともに照りつける太陽
この3つの豊かな光と、水はけのよい土壌、
そして風をまともに受けない山の窪みに畑を開いた先祖の知恵が、
おいしいみかんを育てるのだといいます。