みんなが寝静まった夜中、ひとり台所。
春に仕込んで寝かせておいた味噌樽の蓋をあけてみました。
途中、一度天地返しをしたっきり。
暗い場所からいきなりひっぱり出されて起こされ、電灯の明るさに、う、まぶしい！
大豆と塩と麹が混じり合ってつくるふしぎの世界、
いろんなものたちが生きてうごめいています。
ひそひそ何かきこえるような。
まずは生まま、蒸し野菜にのせて食べてみます。
樽を外から眺めては、どうかしらと待って半年。
手を動かす喜こび､待つことの楽しさがここにあります。

生クリームは苦手ですが、
生クリームを発酵させたサワークリームは好き。
だけど、手に入りにくいし、手に入ってもけっこうなお値段です。
でも、これを知ったからもう大丈夫。
超簡単にサワークリームもどきが作れるのです。

コーヒーのドリッパーにペーパーを敷いてサイズの合う容器にのせ、
プレーンヨーグルトをいっぱいに入れて一晩おきます。
朝起きたら、おいしいクリームが出来ています。
受けの容器にたまった透明の液体は乳清、
これを飲料にするという方もおられますが、
わたしの目的はクリームなので、
ごめんなさいアリガトウと言いながら流しへ。
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さて、できたクリームはいろんなことに使えます。
果物やスイーツに添えて食べるのはもちろん、
炒め物やソースにも。
既製品を買わなくても自分で作ることができる。
こうした知恵をストックする生活が、いまどても大事だと思います。