広島市の野菜アドバイザー研修のメンバーの一人、
東京の超一流ホテルや大使館の厨房に立ってきた経歴をもつOさん。
おやじギャクがたまにキズですが、気さくな良い方でたちまち仲良しに。
同じ研修仲間3名を加え、わが家で料理を教えてもらいました。
前の日に野菜市で買っておいた野菜、ナス、キュウリ、インゲン豆、トマト、スープセロリ、
葉ごぼう、大根葉、それと豆腐。ちょっと眺めて、「うーん、分かった。
じゃ、小さなフライパンある?」てな調子で、アドリブ料理のスタート。
料理上手なメンバーをアシスタントに、テキパキと仕事は進みます。
わたしはレシピの記録係兼カメラマン。
ところが、プロの料理人の手際の早いこと、早いこと!
ボールペンを走らせるよりも早く作業は進み、
「えー、待って。オリーブオイルと塩と、なんだっけ??」
すっかりくたびれてしまいました。
「こうやって軽く塩をしておくと、ナスが油を吸い過ぎるのを抑えるの」
へー、なるほど。プロの隠しワザ、頂きました!
剥いたナスの皮はスープに。
野菜に優しいエコ・クッキングです。
シェフ殿は、近頃食料品店でよく見るピンク色のアンデスの塩をご使用、
しょっぱさが優しくて使いやすいそうです。
出来上がってみたら全8品、ご飯が炊ける間のわずか50分。
しかも野菜だけを材料に、これだけの彩り!
フレンチのシェフだけあって、プレゼンテーションもきれいです。
プロの仕事をしっかりと見せて頂きました。
塩、オリーブオイル、ラー油、みそ、酢、バジルソースなど調味料の組み合わせで、
ナスひとつから数種類もの料理が生まれます。
「一つの野菜で百種の料理ができるよ」とは、巨匠のお言葉。
巨匠のソース・マジック、「幸せごはん」でご紹介していきますね。