作家水上勉が、目の前で子芋をむく板前に
注文をつけたといいます。皮のむき方が厚すぎると。
「それでは小芋が泣く・・・、というより
冬じゅう小芋を温めて香りを育てていた土が泣くだろう」
(朝日新聞1月30日 天声人語より)
まったくもって同感です。
ごぼうを切った後、水にさらすなどもったいない。
土の香りを味わって欲しいから。アクもおいしさのうちだから。
美しく仕上げることに縒りをかける料理人の一皿と、
日々飽かず食べる家のごはんとでは
根本が違うと思います。
本日の料理教室、プチ野菜寿司と
もう一品は畑のカブでみそ汁。