昨日は、野菜ソムリエコミュニティ広島主催の「食と農の交流会」に参加。
広島市沼田町吉山地区農家さんを訪ねました。
広島市街から車で僅か30~40分、交通至便でありながら
きれいな水と空気に恵まれています。
それでも、家業(農業)後継者がいない悩みは他の地域と同様。
が、ここを訪れて、風通しの良さと明るさを感じるのは、
新規就農者を積極的に受け入れて農業に活力をつけているからです。
30代の若き農業者たちが、互いに切磋琢磨しながら
ハウス栽培を中心とした作物計画とマーケティングリサーチで
安定的な収益をあげています。
なかでリーダー的な存在で地域の農業を牽引しているのが、
ルンビニ農園の今田さん(写真左)。
広島菜の栽培で知られる広島市安佐南区で130年続く農家に生まれ、
若い頃には「農業なんて」と反発したものの、
家業が絶えていくことは見過ごせず、農業に従事。
以来、生まれながらに染みついた農魂で、
果敢に農の未来を拓く取り組みをしています。
広島県の農業従事者の平均年齢が70歳になろうかという現状のなかで、
今田さんたち若き農業家の姿が明るい未来を照らしてくれます。
わたしも、野菜のおいしさを伝える野菜ソムリエとして、
彼らのそばに立ち、彼らが誠心誠意を込めて作る野菜を、
広く紹介し、野菜をもっと豊かにおいしく食べる生活の
案内人をつとめていきたいと、あたらめて思った一日でした。
そして、今朝は、ルンビニ農園で頂いた小松菜でジュース。
小松菜、豆乳、バナナ、リンゴの配合。