突然ですが、「一富士、ニ鷹、三なすび」なぜ、なすびが縁起もの?
と疑問に思われたことはありませんか。
この諺は、徳川家康の時代のものと言われ、
「富士」は日本一高い山、「鷹」は駿河の国(静岡)の足高山(愛鷹山)のことで駿河で2番目に高い山、
そして「なすび」は、当時とても高い(高価)野菜。そう、ぜんぶ「高い」のです。
では、なぜなすびが高価であったのか。
家康さまは駿河出身、なすびが大好物だった家康さま、
ある時「夏以外にもなすびが食べたーい!」とわがままを言ったとさ。
そこで困った家来、なすびの周りを油紙で覆ってハウス栽培の手法を編み出したとさ。
そんな風にして生まれた季節はずれのなすび、当然高価であったということです。
古来、とても身近にある野菜たちは、人々の叡智が育み実らせてきたものです。
いろいろ面白い話が沢山あって、この続きは、また。