シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2010年7月16日

Plums hanging.jpg

 

「すもも」、愛らしい響きです。形も、色も、その名もかわいい初夏の果実。

かぶりつくと、のどかな甘さが口の中に広がり、その後にさわやかな酸っぱさが追いかけてきます。

この時期、この季節だけの楽しみ。

ハウスの通年栽培が増え、季節感が乏しい時代にも、

この時期、この季節だけの楽しみを実らせてくれる好物です。

昨日、雨の日の野菜市、売れ残ったのがとても残念。

すももに限らず、とても良いものが入っても買ってもらえないと、悔しい。

こんな思いを抱きながら良いものを作り続けている農家さんやメーカーさん、

けっこういらっしゃるんでしょうね。

「分かってくれよ!」と叫びたいのを堪えながら。

 

 sumomo

2010年7月14日

nasu

 

突然ですが、「一富士、ニ鷹、三なすび」なぜ、なすびが縁起もの? 

と疑問に思われたことはありませんか。

この諺は、徳川家康の時代のものと言われ、

「富士」は日本一高い山、「鷹」は駿河の国(静岡)の足高山(愛鷹山)のことで駿河で2番目に高い山、

そして「なすび」は、当時とても高い(高価)野菜。そう、ぜんぶ「高い」のです。

では、なぜなすびが高価であったのか。

家康さまは駿河出身、なすびが大好物だった家康さま、

ある時「夏以外にもなすびが食べたーい!」とわがままを言ったとさ。

そこで困った家来、なすびの周りを油紙で覆ってハウス栽培の手法を編み出したとさ。

そんな風にして生まれた季節はずれのなすび、当然高価であったということです。

 古来、とても身近にある野菜たちは、人々の叡智が育み実らせてきたものです。

いろいろ面白い話が沢山あって、この続きは、また。

 
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