日曜日夕刻より、
広島の野菜ソムリエのコミュニティ主催のパーティー。
地元の農家さんと野菜に関心のある生活者の方々を招き、
作る人と食べる人が同じテーブルを囲みます。
テーマは「広島のおいしい野菜を食べたい」
10のテーブルに分かれてディスカッションを行い、
それぞれのテーブルで上がった声を皆の前で発表。
私のテーブルでは、こんな声があがりました。
新鮮でおいしい野菜を食べたい気持ちはあるけれど、
旬が分からない、食べ方が分からない。
八百屋のおじさんが食べ頃を教えてくれた昔とは違い、
年中変わり映えのしない野菜が並ぶスーパーの売り場で
意識もせずにハウスものを買う時代。
旬が分からぬのも無理ないと思います。
そんな時代だからこそ、私たち野菜ソムリエが
さまざまな場所で野菜の魅力を伝えることは、
些少でも意味のあることかと思います。
おいしい野菜を知っていただく、食べていただく。
それが農家の力になり、食料の国内自給率の上昇にもつながり、
なによりも健康でゆたかな食卓をつくります。
うちで開く月に2度の野菜市は、そんな思いをこめた
「おいしい野菜を食べよう」の種まきです。
第2部は、お酒と料理を楽しみながら交流。
地元農家さん提供の旬の野菜を使ったメニューの数々が並びます。
庄原産半白キュウリと木熟トマトのガスパチョ風、
蒲刈島すももの冷製スープなど素材を生かした17種類。
ご自身野菜ソムリエであるホテルの料理長が
この日のためにたぶん寝ずに考えた品々と察します。
どれも野菜を愛し野菜をよく知る人が作ったことが分かる
とても幸せな味でした。
ホテルでときどき企画される料理長の野菜料理コース、
今度ご案内いたしますね。
おいしい料理でお腹も満たされ、
ビールの酔いもまわった頃、ビンゴゲーム。
賞品はメンバーの有志提供、
うちでジャム教室を開いたケンタローさんお手製の
スモモジャムが一番人気でした。
司会進行はソムリエのメンバーである
TV局アナウンサーIさん。
みなが得意分野を持ち寄って開くパーティーは
温かく心地良い空気が流れていました。
ちなみに野菜ソムリエのユニフォームは
白いシャツに黒いロングエプロン、首にチーフ。
赤色のチーフがジュニア、緑色がマイスター、
最高位のシニアは紫色ですが、広島にはまだいません。
この夜「取るよ!」と皆の前で宣言したので、
後戻りはできません。
退路を自らふさぐのがうさぎのやり方、
今秋からまた勉強の日々です。