シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2009年7月24日



野菜ソムリエの資格を取った春、
食用の植物ばかりを集めた庭を造ってもらいました。
あれから3か月、ハーブも果樹も元気に育ち、
ジャムにするのを楽しみにしていたルバーブも大きくなりました。
タデ科、フキに似た草姿で葉柄(茎)の部分を食べます。
食物繊維が豊富で整調作用があり、
ギリシャ・ローマ時代は薬用に栽培されたといいます。
庭では掘り返した土の中からまた生えた先住者のカンナが、
「あんた誰よ、ジャマ」と居住権を争っています。





さて、いよいよルバーブのジャム作り。
葉柄をざくざくと切り、砂糖と一緒に鍋に入れて火にかけます。
金属製の鍋は酸が出るのでホーロー鍋の方が好ましいのですが、
そこらあたりは、ま、アバウトに。
10分も煮るとトロトロに溶けてジャムらしくなります。
フルーツのような甘酸っぱい香りが立ちます。
くんくんと匂って、ああ幸せ。
レモン汁を加えて煮詰めて出来上がり。
肉の消化を助ける酵素を含むというルバーブ、
ステーキのソースにしてもおいしいと言われますが、
肉を食べぬうさぎは、ヨーグルトにかけて食べてみます。
ちょうど、ジャム作り名人の大成ケンタローさんがお見えになったので、
ルバーブを少し持ってかえって頂きました。
8月に入ってすぐ野菜ソムリエ仲間がうちに集まるので、
どちらが作ったジャムがおいしいか、皆に品評を仰ごうと約束。
野菜の楽しみは尽きません。
仕事マシーンと化してバブル期を駆けていた頃には
思ってもみなかった、おだやかな充実感。
いま身の内に生じているもの、進化と呼びたい変化です。

2009年7月23日

繁華街、信号待ちしていたら
一台のド派手なオープンカーが前を横切りました。
炎天下、ハンドルを握るのは若い女の子。
かっこいいクルマ、気負ったファッション・・・
「若い時はあれが上昇のエネルギーになるんだよね」と、
同乗者とうなずきあって後の帰宅。
数通のDMに混じって友人からのハガキが2通、
先夜の野菜ソムリエの晩ご飯の礼状。
食べてもらえて、お礼を言いたいのはこっちなのに恐縮。
それでも、温かい言葉が嬉しい。
今はもう宝石もブランドのバッグも要らない、
大事にしたいのは「モノ」よりも「人」。
こんな友人たちがいてくれることが、
スキップしながら日々をゆくネルギーになります。
幸せなことです、ありがとう。


 
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