シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2009年9月22日
秋ひろい 1 シルバーウイークで高速道路は県外ナンバーの車の波々。 品川、尾張小牧、なにわ、和泉、倉敷・・・ そんな休日のラッシュを避けて、郊外の人家もまばらな山の中へ。 山水の流れる音だけが聞こえる林道。 クマが出てもおかしくない、 ひっそりと静まった木立のなかを歩きながら 萩の花をながめ、ススキの穂をなで、 山栗を拾い、大木にからまるアケビを採ります。 秋ひろい2 山栗はとても小さく可愛くて、まさに栗坊や。 原種だからとてもおいしいのだそうです。 拾ったその場で皮をむき、口の中にポイ。 はじめて生で食べる栗は濃厚なナッツの味わい、 かすかな渋みが口のなかに残ります。 おいしくて滋養豊かな木の実が、 動物たちの冬の食糧となるのを実感できます。 こうして生の栗をかじり、アケビの実を割って食べると 身の回りに自生するもので日々の食をまかなった 昔の人たちの生活がしのばれます。 木に登り、川にもぐり、土を掘り、 手足を使って食べるものを確保した時代が、 とても健全に思えます。 そして澄みきった空気を胸いっぱいに吸い込み、 木立のうえに広がる空を眺めていると これ以上は「何もいらない」 幸せな思いがこみ上げてくるのです。 秋ひろい3 茶色の落ち葉はホウの葉。 この日同行者が足元に落ちた葉を拾い、 器用な手つきでヒコーキにして飛ばしました。 ひらりと谷へ舞い降りて木の枝に止まった その姿があまりに美しかったので、 一枚家に持ち帰り、自分で作って飛ばしてみたら お尻からドズンと着地。どう見ても不格好です。 街なかで生まれ育ったうさぎが はじめてふれる自然のかずかず。 こうしてさまざまなことを手と心で教えられながら、 考え方も、ものの感じ方も、 よりナチュラルにゆたかになってゆきます。
2009年9月20日
竹添1 竹添3 「稲刈りするけえ、来んさい」 友人に誘われて、 市街から車で40分ばかり走ったところにある彼の実家へ。 午後からノコノコ出かけたものだから、 すでに稲刈りが終わり、刈られた稲は昔ながらの天日干し。 畔道の彼岸花とコスモスが、のどかな秋の風景。 チャーミングな70代のお母さん手作りの かしわ餅とシソジュースをごちそうになりながら、 作り手がいなくなって荒れてゆく畑の活用法を談義。 竹添4 竹添4.5 竹添6 畑でトマトとなすを収穫させてもらい、 精米したてのお米までいただき、 田舎のおばあちゃんちに遊びに来た気分。 そう! これこれ、この気分。 「田舎に帰ってどろんこ遊び」 これが うさぎのスモールビジネスのキーワード。 畑で汗を流し、実りを心待ちにし、 とったばかりの野菜をその場で料理して わいわい飲み食いできたら楽しいだろなあ。 秋晴れの空のした、 やりたいことが具体的にみえてきて 動き始めたのを感じます。
 
11月 2024
« 8月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

*最新記事*



*カテゴリー*

晴れときどきのコト

ホームきょうの幸せごはん晴れときどきのコトお話しましょ食と農
花井綾美活動ファイルお問い合わせ
Copyright C Ayami Hanai All Rights Reserved.