シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2010年7月11日

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広島市の野菜アドバイザー研修のメンバーの一人、

東京の超一流ホテルや大使館の厨房に立ってきた経歴をもつOさん。

おやじギャクがたまにキズですが、気さくな良い方でたちまち仲良しに。

同じ研修仲間3名を加え、わが家で料理を教えてもらいました。

前の日に野菜市で買っておいた野菜、ナス、キュウリ、インゲン豆、トマト、スープセロリ、

葉ごぼう、大根葉、それと豆腐。ちょっと眺めて、「うーん、分かった。 

じゃ、小さなフライパンある?」てな調子で、アドリブ料理のスタート。

料理上手なメンバーをアシスタントに、テキパキと仕事は進みます。

わたしはレシピの記録係兼カメラマン。

ところが、プロの料理人の手際の早いこと、早いこと!

ボールペンを走らせるよりも早く作業は進み、

「えー、待って。オリーブオイルと塩と、なんだっけ??」

すっかりくたびれてしまいました。

 

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「こうやって軽く塩をしておくと、ナスが油を吸い過ぎるのを抑えるの」

へー、なるほど。プロの隠しワザ、頂きました!

剥いたナスの皮はスープに。

野菜に優しいエコ・クッキングです。

シェフ殿は、近頃食料品店でよく見るピンク色のアンデスの塩をご使用、

しょっぱさが優しくて使いやすいそうです。

 

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出来上がってみたら全8品、ご飯が炊ける間のわずか50分。

しかも野菜だけを材料に、これだけの彩り! 

フレンチのシェフだけあって、プレゼンテーションもきれいです。

プロの仕事をしっかりと見せて頂きました。

塩、オリーブオイル、ラー油、みそ、酢、バジルソースなど調味料の組み合わせで、

ナスひとつから数種類もの料理が生まれます。

「一つの野菜で百種の料理ができるよ」とは、巨匠のお言葉。

巨匠のソース・マジック、「幸せごはん」でご紹介していきますね。

2010年7月10日

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朝4時半起床、広島市野菜アドバイザーの研修で広島市中央卸売市場を見学。

広いです! 旧市民球場の約10倍。

全国から荷が集まり、それを仲卸業者がセリ落とし、

場外で小売り業者に売りさばくまでの一連の営業で 24時間休みなし。

荷を動かす要となるセリ人となれば、親兄弟の葬式以外は休めないという厳しい世界です。

 1日千人以上の人が出入りし、七億円のおカネが動くというまさに広島の胃袋!

日本国内外から集まった青果が、ここから広島県内のお店へ運ばれます。

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 午前6時、セリの始まり。あらかじめ品定めしておいた荷を、階段式の席に座ってセリ落とす「見本ゼリ」を見学。

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見本ゼリが終わると、場内のあちらこちらに置かれた荷のまわりに、ワッと人だかり。

ピー!と鋭い笛の音が「こっちでセリが始まるよ」の合図。

セリ人を囲んで値段交渉です。こちらが終われば、またあちら。

笛のなる方、なる方へと人々が動いていくので、「移動ゼリ」と呼ばれます。

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ああ、おとこの世界だなーと見ていると、肩をポンと叩く人あり。

あれー、Oさんじゃないの。野菜ソムリエの仲間で、野菜販売のプロ。

野菜の荷が動き出す夜中の2時から仕事をしているというたいした働きものです。

がんばってるんだね、と改めて感心。

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広島野菜のブランド「ひろしまそだち」もありました。

高価なサクランボも無造作に。

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仲卸業者の店頭に、競り落とされたばかりのハウス物のレンコンあり。

金額はいくら?と聞いたら、びっくり「安いー!」

生産者から卸へ、仲卸から小売り店へ、流れていくうちにプライスは・・・・。

流通とはそういうものなんですね。

青果、花、カキ、鮮魚が一か所に揃うのは、全国でも広島だけといいます。

前に風光明媚な瀬戸内海、すぐ後ろに中国山地を抱える恵まれた土地なのだと気づきます。

魚もみかんも野菜もおいしい、海も見れる、雪も見れるひろしまがすき! という 

アメリカ人の言葉を思い出しました。

 
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