シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2010年7月21日

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広島名物といえば「もみじ饅頭」、メーカーは数多あれど創業百年のこちらが元祖。JR宮島口の裏にある高津堂さんです。
農商工連携の一環である中国地方3県の産物の情報交換会で見つけました。

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「小麦粉が入手しにくかった時代、餅粉で生地を作ったんですよ」と、誠実そうな番頭格の社員さんが説明をしてくださいます。

今も当時のままの製法で作られる饅頭は、もちもちの食感。

粒あんと、栗入りのこしあんの2種類。レトロなデザインのパッケージに描かれたシカも可愛くて、たちまちファンになりました。

ビジネスの商談の会ですから、まわりはダークスーツにネクタイ姿のおじさまばかり。

そんな中、試食品を食べて「わー、おいしい!ね、ね」と騒いでいたら、

粒あん入りを1個、手の平にのせてくださいました。

これあげるから、もう帰りなさいと言われた小学生の心境。

でも、まじめな質問もしたんですよ。

米の消費拡大を図って米粉の活用が探られる今、「米粉ではできませんか?」

もちろんできるけれど、日持ちが良くないので商品化は難しいとのこと。

 

 

2010年7月20日

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友人と4人で夕ごはん、地蔵通りの「小出家」さんへ。

長いカウンターとテーブル席2つ。

20人余りの客の注文を1人でこなす主人は、カウンターの中の調理台で一心不乱。

サービスの女の子の笑顔が、ピリピリとした空気を緩和します。

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 とりあえず生ビール、黒板のメニューを眺めながら「えーと、レンコンの・・・」と注文しかけると、

「待ちんさい、うまいもん出しだげるけぇ」と、ご主人。

はぁ??? 様子の分からぬあたしはビールをゴックン。

どうも、ひとりひとりの注文を聞いていたのでは料理の手間がかかるため、

主人のペースで料理が出てくるシステムのようです。

他の客もお酒を飲みながら大人しく待ちます。

まず出てきたのは、目にも涼しい夏のオードブル。

ジュンサイのゼラチン寄せ、ふきの佃煮風どれもおいしくて、にっこり。

ブームのケーク・サクレ(甘くないケーキ)も取り入れるあたり、店の造りは庶民風(失礼?)なれど、感覚はおしゃれ。

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 ひと皿めを食べ終わり、待てども、次の料理はやって来ません。

白ワインのボトルも空になった頃、やっと。

鶏肉のソテーを運んできたご主人が空いた器を下げるのを、隣に座ってただ見ていたNさんに一言。

「気がきかんのぉ・・・」客に器を下げるのを手伝う義務はないけれど、

自然に手が出るくらいの心得を持っておけということなんでしょう。

おもしろいですね、こちらの注文は聞かないくせに、注文の多い料理屋、です。

でも、鶏肉もしっかりとした味でおいしかった。

秀逸はニンジンのグラッセ。ほどよい歯ごたえを残しながら、味よく煮込んでありました。二重マル!

 

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さて、さて、どうしても食べたくて手をすり合わせてお願いして作っていただいた「トマトと豆腐のカプレーゼ」

パンナコッタのような舌触りのおぼろ寄せ豆腐、生でサクサク食べる水ナス、宝石のようなフルーツトマト、大粒のブルーベリー、

ラズベリーソースのフルーティな香りがふんわり口のなかに広がって、し・あ・わ・せ。

カプレーゼとは本来トマトとチーズのサラダだと思うのですが、この際名より実、おいしけりゃ問題ナシ。

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 やれやれ、やっぱり最後にご飯が欲しいよね、と〆のニンニクご飯にありつけた頃、

「あのぉ、ツンチャン、怒ってないですかね」と、Nさん。

そうなんです、きょうはパーカッショニストのツンんちゃんがオーナーの「ピコ」の4周年記念ライヴに行くのが目的だったのです。

その前に腹ごしらえ・・・で、すっかり盛りあがっちゃって。

大幅に時間に遅れて「ピコ」へ。

ツンんちゃんのパーカッション、いつもながら素晴らしかった。

ツンちゃんの笑顔も、いつもながら素敵でした。

 

 

 
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