庭で育つルバーブ、今年はちょっと出来が悪くて、収穫はわずか。

ジャムにするとおいしいのですが、そんなわけで今年は小さな鍋にほんの少し。

生長を楽しみに待ち、収穫の時を迎え、ジャムにする。

1年の成果ですから、とても大事。プライスレス。

それだけに、ジャムを煮ながら「誰にあげようか」と思い浮かべるのは、

なにかしら思いを伝えたいひとの顔。

自分が食べるより、友人知人を喜ばせたいサプライズ・ジャム。

昨年は、それでちょっと苦い思いもしましたが、 don’t　mind。　

今年は、きっとハッピーです。

今年のジャムは英国の旅でお世話になった添乗員のSさんへ。

お父さんが猟師（害獣の駆除専門ですが）で、

仕留めたイノシシを焼き肉して食べるとおいしい、とか

山で採ったタケノコをその場で丸ごと焼いて食べる、とか

とにかく野趣に満ちた食の話で意気投合。

ルバーブの話にもなって「出来たらきっと送るから」と約束。

小さな瓶でごめんなさい。 ルバーブについて詳しくは「幸せごはん」で。

東京、上野の不忍池。いちめん、蓮。

今年の春先、枯れて茶色の茎が水面に立つのを眺めながら

夏、一面に白い花が咲いたらさぞかしきれいだろうと、

「きっと、見に来るから」と言ったのを、

東京の友人が覚えていてくれて、写メを送ってくれました。

早朝の公園を散歩して、咲いたばかりの花を見る、

いいだろうなぁと思いながら、体が動きません。

昨年から半年、勉強に遊びに嬉々として通った街ですが、

 4月に渋谷で受けたシニア野菜ソムリエの資格試験の1次に失敗して以来、

どうやらしばらくは鬼門のようです。

いえ、気持ちはすでに立ち直っているのですが、

こんどこそ！と逆風に向かう気持ちがまだ湧いてこないので。

それまでは、静かに、ここにいます。