シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2017年11月6日

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焦らず、欲張らず、競わず、悠々と笑ってられる毎日でいられたなら。
そんなことを考えさせてくれる展覧会です。

ブータンといえば皇太子ご成婚式に参列された王さまの民族衣装姿がカッコ良かった。
国民総幸福量でおなじみの国だけど、
ブータンにはハッピー=幸せを意味する言葉はなくて
「セムガェ=心地よい」という言葉で心の充足を表すといいます。

会場内には現地の暮らしをドキュメントしたビデオを観ることが出来ます。
ビデオに映るブータンの人たちは皆心地よさそうな笑顔。
どんなときにセムガェを感じる?との問いには、
友達と合っているとき、はたを織っているとき、孫と一緒にいるとき……
と答えます。
今あるもの、持てるものに満足が得られるということが幸せのカギなんでしょうね。
さて、あなたのセムガェは? 問われたらなんて答えます?

「しあわせに生きるためのヒント」とあるように会場内には、
ヒントとなる名言がいっぱい。
「幸せとは、自分の持っているものを喜ぶことです」
「ゆっくり歩けば、ロバでもラサまでいける」
なるほど。
■広島県県立美術館で12月24日まで開催。

 

 

2017年11月5日

画像に含まれている可能性があるもの:植物、屋外、自然

「温海かぶ」は、
鶴岡市の山間部に位置する一霞地区を中心に、
焼畑農法によって栽培されている在来野菜です。
栽培地は、木の伐採地跡など山の急斜面。
下草を刈り取って乾燥した後、火入れが行われます。
火を入れて、まだ熱いうちにタネを蒔き、
収穫の秋まで無農薬、無肥料。
火を入れることで土は殺菌されて虫がつきにくく、
草を焼いたあとの灰が肥料になっておいしいカブを育てます。
自然の力、土の力でおいしいカブになる。
焼き畑は先人の知恵のたまものです。

画像に含まれている可能性があるもの:1人、スマイル、座ってる、草、植物、木、子供、屋外、自然

念願だった「温海かぶ」の焼畑を見学、収穫体験もさせていただけました。
温海地区では森林事業とかぶ栽培が共存。
木を伐採→伐採の跡地でかぶ栽培→栽培後に蕨育成と植樹…と循環させます。
また地域の生きた文化財である温海かぶの継承事業をUターン組の若者が運営しているのも心強い。
広島でもぜひ在来作物研究会を作ってとエールを送られました。
在来野菜は単に古くからある野菜というだけでなく、
先人の知恵から生まれた農法、料理法や祭などの生活文化を継承するお宝です。

画像に含まれている可能性があるもの:食べ物、屋外

そして地域のばあちゃんのレシピで漬物づくり。
「うんだばAコープの砂糖じゃねえとだめだぁ」と言うばあちゃんのレシピ通り。
数年前に自主上映した『よみがえりのレシピ』を観た方、覚えてますか?
腰を屈めてかぶを世話するおばあちゃん。
地元では樽いっぱい漬けて冬に備えるそうです。
土のなかから生まれた野菜がその食ベ方とともに継がれる、それが風土。

画像に含まれている可能性があるもの:食べ物

1キロ漬けたものをビニール袋で幾重にも包み、
庄内→東京→広島と持ち帰り、綺麗に漬かりました

 
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