シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2018年9月13日

旅から帰ると必ず問われるのが、
「何が、おいしかった?」
あるいは「どんな食べ物があるの?」

わたしが好んで行く、いわゆる発展途上地域は
いわゆる貧しい地域です。
溢れるほど食べ物があるわけではありません。
とうもろこしや芋を主食に、あとは肉。
その肉が、とにかくおいしいのです。
日本や米国のように量産をめざしませんから、
基本は放牧。牛や鶏は自由に暮らしています。
ストレスフリーで、運動も足りた
動物の肉はおいしいに決まっています。
等級を競う和牛のように作られていないので、
ナイフで切るのに往生するくらいかたいけれど、
噛みしめるほど肉の味がする。
なにより、胃にもたれない。
普段、外食をして肉を食べると
夜中に胃がもたれて目が覚めるのですが、
アフリカや南米ではそれがまったくない。
食べる量は日本にいるときよりもはるかに多いのに。

それとパンがおいしい。
きっと小麦粉がおいしいからでしょう。

コンビニなどない、
お店に行くのだって100キロ走らなければならない。
でも、肉もパンもおいしい。
豊かさとは何か、と今回も考える旅でした。

 

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牛肉と鶏肉を食べる機会が多かった。
たいてい骨付き、味付けは塩、こしょう、ハーブでシンプル。

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ガソリンスタンドに、原料が止まっていました。

2018年9月10日

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ナミブ砂漠は、全長1600キロ。
約8000万年前から存在すると言われ、
世界最古の砂漠とされています。
鉄分を含んだ砂が酸化して美しい
アプリコット色の砂丘が連なります。

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なかでも訪れる人の多い「デューン45」。
デューンとは砂丘、45とは砂漠のゲートから45番目にある砂丘という意。
頂きまで歩いて約30分、往復1時間の砂丘散歩は足を砂にすくわれてなかなか難儀。

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そして大砂丘ソッススフレイ、2日間にわたって砂漠を4WDで走ります。
ドライバーは腕達者で陽気で気さく、すぐに仲良くなれました。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、空、屋外、自然

砂漠の過酷な自然に負けてしまった樹木、
倒れずにあるもの、倒れて横たわるものあり。
大切に保護され、手をふれないようにとの立て札があります。

美しく連なる砂丘を眺めながら、ゲートから約60キロの道を往復。
悠久の自然のなかにいると、日本での日常のささいな悩みなど
どれほどのものかという気持ちになります。
じぶんを空っぽにして、あらたな道を拓く。
それが旅です。

 

つづきは、また明日。


 

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