シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2015年12月28日

藻醤油

甘味、塩味、酸味、苦味、旨味の五味を持ち合わせた、豊かな味。
ふくよかな香りと、美しい色。
醤油は、日本の食に欠かすことのできない調味料です。
その歴史は魚を塩に漬けた弥生時代の魚醬に始まり、
野菜を塩漬けした草醬、そして穀物(大豆)を塩漬けした穀醬に至ります。
現在、私たちが口にする一般的な醤油は、
蒸した大豆、炒った小麦、塩を麹菌と混ぜ合わせて発酵させたものです。
ところが先日、耳にしたのが「藻醤油」なるもの。
えっ、海藻から醤油が出来るんですか?
その研究をされている関連の方にお尋ねしたら、
サンプルを送ってくださいました。
板海苔、食塩、水に乳酸菌などを加えて発酵させたもので、
さっそく舐めてみて、コクのあるのに驚きました。
大豆や小麦にアレルギーを持つ人にとっても朗報ですね。
海外でも広く認知されてきた醤油の新しい可能性を感じます。
里(大豆)の醤油と、海(海苔)の醤油。
実用化に向けて、試作が続けられているといいます。
日本の食文化の源である「うまみ」の世界が面白くなってきました。

資源の有効活用をすすめる「六次化産業」も、
こうした研究者レベルの知識から生まれるものでないと、
意味がないのではないでしょうか。

2015年12月21日

花井 綾美さんの写真

ピンポーンと玄関のチャイムが鳴り、
届いたのはずっしりと重い10キロの箱。
おかくずの木の香りに、真っ白な長芋が埋もれていました。
北海道で農場を営むMさんからの贈りもの。
シニア野菜ソムリエを受講した仲間で、
彼女は北から、わたしは南から、
飛行機で何ヶ月も東京に通いました。
雪祭りが終わった札幌の街を一緒に歩いた思い出もあります。
帯広の大地に暮らし働く、大らかなしっかり者。
食と農に向かうとき、生産する人にはかなわないという
思いがいつもあるのですが、
彼女も「かなわない」1人です。

花井 綾美さんの写真

長芋は、いまが収穫の時期。
掘られた長芋は、これから1年間貯蔵されて
順次出荷されます。
ということは、今の時期が一番フレッシュ!
届いた長芋も掘り立てで、みずみずしく真っ白。
さっそく、厚めの輪切りにしてバターで焼き、
味噌、みりん、酒、砂糖、醤油を合わせたタレをかけて
いただきました。
サクッ!たまらないおいしさです。

 
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