正月二日、すでにご馳走に飽きて、さて何を食べよう?
薪ストーブの上にダッチオーブンをおき、穴迫さんから届いた安芸津の赤じゃがをグリル。
ストーブの前に立ったままバターと塩で「あぁ、おいしい」。
思わず口をついて出た言葉に深い幸福感。
昨秋買ったまま読めなかった村上春樹の旅のエッセイ本を読んでいたら、
庭に山鳩が来て水浴び。お年玉のような至福の一日となりました。
【きょうの野菜=安芸津の赤じゃが】
高級じゃがいもとして全国に知られる広島の名産。
瀬戸内海に面した小高い丘の上に広がる赤土の畑で育てられます。
土の赤色は鉄分で、じゃがいもが光合成をするときに必要な酵素を作ります。
このため一般的な畑で育てられたじゃがいもに比べ鉄分量とでんぷん質が豊かで、
きめ細かく、ほくほくとした食感が味わえます。
まずはシンプルにグリルして、塩とバターで味わっていただきたい。
残念なのは、これほどおいしいのに、後継者不足で生産量が減っていること。
生産応援団を結成しなくては!