クルマの買い換えを思い立って、長年乗ってきたMINIのショールームへ。
ガンガンに冷えた建物内、見積もってもらっている間にトイレへ。
流した水が美しく渦を巻きながら吸い込まれてゆく透明ガラスの手洗いボウル。
クラフトっぽい質感の壁面タイルは、一枚一枚職人さんの左官仕事でしょう。
ブランドを売る場所は、おおむねトイレにもお金をかけています。
それが商品やサービス代に反映されているわけですが。
われわれカスタマーは、そうしたブランドのマジックにはまって、
ついクレジットカードに GOサインを出してしまうわけですね。
この甘やかなブランドの罠に、幾度はまったことか。
でも、変わりました。
本気で畑仕事を始めてから、地に足ついていると感じます。
このたびも、 MINI CLUBMANに後ろ髪ひかれながら、
結局のところレギュラーガソリンで走行距離をのばすN社の国産車を選択。
にんげんは何歳になっても変わることができる。
転がる石に、コケはつかない。
少々硬くはなっているので、うまく転がれなくて苦痛は伴いますが。