シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2016年10月30日

たんぽぽハウスで知られる建築家藤森氏が設計の寺務所を見るため
福山市にある「禅と庭のミュージアム~神勝寺」へ。
最近、建築雑誌など全国誌でも紹介されている話題のスポットです。
市外から山道に入り、しばらく行くと「神禅寺」の看板。
寺の入り口すぐに、不思議な形をした寺務所が見えてきました。
一目で藤森氏の設計とわかります。
銅板を重ねた屋根と柱、なかなか手が込んだ建築です。


この日は、日本建築学会の方たちがバスで見学。
お目当ては、藤森氏の寺務所と並んで、
こちら名和晃平氏設計のアートパビリオン「洸庭」。
地に敷いた石を海に見立て、船をかたどった建築です。



船底を見上げる景色も壮観。
パビリオンでは、暗闇のなかで瞑想的な体験ができます。

興味深かったのは、禅宗の雲水の作法に則って食す「神勝寺うどん」。
持鉢と呼ぶ大小揃いの器に左からうどん、おかず、沢庵を入れ、
うどんを食べ終えた器で白ご飯を食べます。

食事の最後は、器の大きい順にお茶と沢庵できれいに洗っていき、
重ねでおしまい。
米粒ひとつ、汁一滴も残さずごちそうさま。
簡素にして満たされる、食の根本を見直す思いです。

詳細は神勝寺ホームページで
http://szmg.jp/

2016年10月23日

自動代替テキストはありません。

じっくり見たことあります?五円玉。
稲穂は「農業」、その下のラインは水で「水産業」、
そして穴のまわりのギザギザは歯車で「工業」、
反対面に描かれた双葉は「林業」で、
このコイン自体が「商業」。
日本国の繁栄を支える5つの産業が、きちんととデザインされています。
戦後復興を願い、新生国家のシンボルとしてデザインされたとも言います。
知らない、知ろうとしないことがいっぱい。
そう言えば穴が開いたコインは世界的に珍しいですよね。
いつかの夜、チューリッヒで青年から粉から自分で挽いて焼いたパンをもらい、
お礼に何もないので五円玉を渡したことがあります。
あの青年、あの五円玉はどこでどうしてるでしょう。

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