観てきました、映画「127時間」。
2003年4月25日金曜日、米国ユタ州のブルー・ジョン・キャニオンで実際に起きた出来事を映画化。
独りで渓谷歩きの途中に足を滑らせ、谷間で身動きの取れなくなった青年アーロン・ラルスロンの
極限状態での体験がリアルに描かれています。
谷底へ落ちて5日、ボトルの水も尽き、薄れゆく意識のなかで、彼が取った最後の行動とは・・・
これを言ってしまうと、これから観に行く方に叱られちゃいますね。
(とにかくショッキング!でした)印象的だったのは、
それまでクールを気取って他人と深く関わることを拒否してきたアーロンが、
疎遠になった親兄弟、別れた恋人を強く想うシーン。
生きていくなかでほんとうに大切なことは何かということをとても大きな代償を払って知ったアーロン。
カメラがとらえたブルー・ジョンの風景が圧巻で、この映画星4つ。
以前カリフォルニアのグランド・キャニオンを高いところから見渡したときには
「どうってことない風景」だったのですが、
地におりて歩けば、きっとこんな景色に出会えたに違いありません。