あんこが好き、と事あるごとに言ってきたら、

おいしい羊羹やおまんじゅうを頂く機会が多くなりました。

先日、講演の打ち合わせで出かけた先でも、お茶に最中。

「田舎くさいんですが、これ、食べてみてください～」

広島県東城町の「こがねもなか」です。

いえいえ田舎くさいだなんて、

香ばしい皮につつまれて白あんがぎっしり、

なんとおいしいこと！

東城町と言えば、本当に不便な町です。

そんな土地で、昔から量産されることなく
正直な製法で造り続けられ菓子、

日本列島、歩けばまだあるのでしょうね。

先日、倉敷の蟲文庫で買った中村汀女の「ふるさとの菓子」を

読み読み、おいしい菓子を訪ねてみたいものです。

そういえば三次にもひとつ、「柿しぐれ」という菓子があります。

デパートにも駅にも出していない、店売りの姿勢に

好感が持てます。

南区のホテルニューヒロデンで、「野菜ソムリエと楽しむランチビュッフェ」。
セミナールームで夏野菜の効能や旬の野菜のお話をした後、
パーティー会場で野菜づくしのビュッフェ・ランチを
お楽しみいただきました。

エダマメのビシソワーズは、西坂総総料理長の自信作。
グリーンピースを加えて鮮やかなグリーンを演出したさわやかな味でした。
西坂さんも野菜ソムリエの資格取得者、自分でも野菜を育てながら

旬の野菜料理に工夫を凝らします。

夏の干し野菜カレーは、すでに定番の人気メニュー。
黒米のごはんに具をのせ、その上からルーをかけていただきます。

生でおいしいすずかぼちゃ、
さわやかなレモンドレッシングでいただきます。

その他、5種類のきゅうり、3種類のじゃがいもなど

日ごろ目にすることのない珍しい野菜に
参加者のみなさま、興味シンシン。

20名ばかりのアットホームな会に、
いつもはシャイな総料理長の西坂さんもりラックスして楽しそう。

大サービスで「プロに学ぶ野菜の切り方ミニ講座」も。

「おふたりとも野菜が好きなんですねえ」と、参加者の方。

そうなんです、わたしも西坂さんも、
野菜のことを話しはじめたら止まりません。

そして、本日のスペシャルは、特製「野菜カクテル」

バーテンダーの方が、この会のために考案してくださいました。

きゅうりdeジン、にんじんとりんご、そしておなじみトマトのブラディマリー。

料理もお酒も野菜づくし、

野菜を愛する西坂さんの意気込みが伝わる、

とても温かないい会でした。